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スペシャライズドのレース用クリンチャータイヤ、S-ワークスターボ 24

新製品 2013.09.05

S-ワークスターボ24は、これまでのレース用クリンチャータイヤの常識をくつがえした。タイヤ幅を24mmとし、車輪全体の外径が大きくなることで慣性力が高まった。スピードは維持しながらも、独自に開発したGRIPTON（グリプトン）コンパウンドが路面に吸いつくような接地力を発揮する。

コンパウンドの開発でもっとも重要なことは、硬度と反発力の理想的なバランスを見つけること。グリプトンは専任のスタッフがわざわざタイヤの生産工場とは別の原材料メーカーでコンパウンドの配合を行ない、できあがったコンパウンドをタイヤ向上へ送って加工するという手間のかかるプロセスを経て完成する。

スペシャライズドでは完全に独立した配合プロセスを有しており、ここにトラクション、コーナリング、転がり抵抗に関するパフォーマンスが詰まっている。

ターボ24の開発には、プロチーム「オメガファルマ・クイックステップ」が全面的に協力している。トム・ボーネンが参加した開発キャンプをオフシーズンに実施したほか、春のクラシックレース、グランツールなどシーズンを通じて実践で使用。また、今年のティレーノ～アドリアティーコのチームTTでは、チームに勝利をもたらした。トニー・マルティンは「雨天のレースにも関わらず、晴天時のようなグリップで走ることができた」とコメントしており、最終ステージの個人TTでも優勝を果たした。