Rapha：没後10年のマルコ・パンターニを追憶　Pantani Jerseyを数量限定販売

ロンドン発のロードサイクリングウェアブランドRapha（ラファ）は、1990年代最高のヒルクライマーのひとり、マルコ・パンターニの没後10周年を機に数量限定のPantani Jerseyをリリースする。売り上げの一部は、イタリアで若者のスポーツ支援を行なうパンターニ財団に寄付される。

 
20世紀最強のクライマーの一人に挙げられるマルコ・パンターニ。前世紀末に彗星のごとく現れ、圧倒的な山岳の走りで世界を魅了しながらも、度重なるスキャンダルにより栄光と挫折を一身に体現した彼は、2004年に34歳の若さでこの世を去った。
その早すぎる死から10年の節目となる今年、Raphaはパンターニへ捧ぐ特別なジャージをリリースする。
今なお賞賛と誹謗を浴びるマルコ・パンターニという存在を今一度思い返し、彼が現在のロードレースシーンに遺したものを感じ取る一枚となる。
 

 
また、このジャージの発売とジロ・ディタリアの開催を祝し、Rapha Japanでは東西でヒルクライム・クラブライドを5月10日に開催する。
山梨県大月市と奈良県大台ケ原を走る、2000～3000m級のライドが予定されている。90年代という激動の時代を鮮やかに駆け抜けたパンターニを、苛烈な登坂にて想い返す機会となる。参加申し込みはRapha JapanのFacebookページで受付中。
Rapha JapanのFacebookページ　www.facebook.com/RaphaJapan

Pantani Jersey（パンターニジャージ）
サイズ：XS、S、M、L、XL、XXL
カラー：ピンク
価格：25,500円
製品購入先：www.rapha.cc/jp/ja/shop/pantani-jersey/product/PTI01
本ジャージのベースは、Raphaの真夏用ジャージであるSuper Lightweight Jersey。長距離の登坂でもオーバーヒートしない、通気性の高い一着。
ピンクのカラーは、ジロ勝者の証マリア・ローザはもちろんのこと、ツール・ド・フランスにパンターニが出場した際のチームジャージのカラー（通常は黄色いチームジャージを、ツール期間中だけマイヨジョーヌとの混同を避けるためにピンクにしていた）がインスピレーションとなっている。
「海賊」のニックネームの元になったヒゲとバンダナの彼のスタイルを踏襲し、本ジャージには特製のバンダナが付属。ジャージとのセットにて販売される。
 

 
マルコ・パンターニはRaphaの創始者・CEOのサイモン・モットラムにとって個人的なヒーローでもあります。あるいは、悲劇の英雄という言い方もできるかもしれません。
脆く、利己的で、カリスマ性を持つ、どこまでも人間的な男でした。この時代のロードレースの最高と最悪とを両方とも体現した選手だと考えています。
Raphaではその死から10年となる今、パンターニのストーリーを伝え、その死を偲ぶ節目としてこの Pantani Jerseyをリリースします。
パンターニの家族が運営するイタリアのパンターニ財団（Fondazione Marco Pantani）との協力によって生まれたこのジャージの売り上げの一部は財団に寄付され、その主たる活動である若者のスポーツ活動支援に活かされます。
すべて許可されたジャージのロゴマークには、彼のニックネームだったPIRATA（ピラータ／海賊）、彼が1998年のジロ・ディタリア優勝を決定づけた山岳MONTE CAMPIONE（モンテ・カンピオーネ）などがワッペン刺しゅうで施されます。