【Race News】 コンタドールがクラサオで優勝

＊＊＊　カリブのリゾートレースでコンタドールが優勝　＊＊＊
オランダのアムステル・ゴールド・レースの主催者が、カリブ海に浮かぶオランダ領クラサオ島に毎年トップスターを招待して行うリゾートイベント、アムステル・クラサオ・レースが１１月７日に開催され、今年のツール・ド・フランス総合優勝者であるスペインのアルベルト・コンタドール（アスタナ）が、マイヨ・ジョーヌを着て優勝した。２位はトール・ヒュースホーウト（セルヴェロテストチーム）、３位はコース・ムーレンハウト（ラボバンク）だった。コンタドールは２００７年にもこのイベントで優勝している。今年は彼ら以外にも、チームサクソバンクのシュレック兄弟、カールステン・クローン、ヤコブ・フグルサング、チームコロンビア・ハイロードのマーク・カベンディッシュとエドワルド・ボアソンハーゲンらが招待され、カリビアンリゾートを満喫した。アムステル・クラサオ・レースには今年活躍したスター選手が大勢招待されるため、ジャーナリストにも取材の場として大いに活用されている。しかし、コンタドールの来季のチームについての進展は、まだ発表されていない。

■第８回アムステル・クラサオ・レース［ＵＣＩ未登録レース／オランダ領クラサオ島／７３．６km］
１　アルベルト・コンタドール（アスタナ／スペイン）
２　トール・ヒュースホーウト（セルヴェロテストチーム／ノルウエー）
３　コース・ムーレンハウト（ラボバンク／オランダ）
４　マーク・カベンディッシュ（チームコロンビア・ハイロード／英国）
５　ケニー・ファンフンメル（スキル・シマノ／オランダ）
(http://www.amstelcuracaorace.com/)

＊＊＊　ツアー・ダウンアンダーが世界チャンピオンのエバンズを招待　＊＊＊
２０１０年のシーズン開幕戦となる、オーストラリアのサントス・ツアー・ダウンアンダーが１１月５日、母国初のロード世界チャンピオンであるカデル・エバンズが電撃移籍した米国のチームＢＭＣを招待すると発表した。来年１月１７日から２４日の日程で開催されるダウンアンダーはＵＣＩプロツアーの１戦であるため、自動的にプロツアーチームが招待されるが、エバンズが来季走ることになっているチームＢＭＣは米国のプロコンチネンタルチーム。通常は招待を受けることのないチームだが、主催者はワイルドカード（主催者招待枠）を使って世界チャンピオンを招待することにした。今年ダウンアンダーは、米国のランス・アームストロングが現役復帰レースに選んだこともあり、７６万人以上の集客を記録し、南オーストラリア地域の経済に３９００万ドル以上の収益をもたらした。来年もアームストロングの新プロツアーチーム、レイディオシャックは参加を予定しており、アームストロングとアルカンシエルのエバンズが並んでスタートラインに立つことになりそうだ。ダウンアンダーの参加チームは、ＵＣＩが来シーズンのプロツアーチームの最終リストを決定したあとで発表される。
(http://www.tourdownunder.com.au/)