ドーフィネでブライコビッチが総合優勝

第６２回クリテリウム・デュ・ドーフィネ（ＵＣＩワールドカレンダー／歴史的レース）は６月１３日に閉幕し、スロベニアのヤネシュ・ブライコビッチ（チームレディオシャック）が総合優勝を果たした。２位はアルベルト・コンタドール（アスタナ）、３位はティージェイ・バンガルデレン（チームＨＴＣ・コロンビア／米国）だった。ブライコビッチは「今日はまだ危険があるとボクたちは知っていた。でも、結局はとてもうまく行ったよ。ボクたちはちょっとラッキーだった。この雨のおかげで、コンタドールも他の選手もアタックする気かないってすぐにわかったからね。だからボクたちは簡単にコントロールできたんだ。もちろん、これはボクのキャリアでもっとも大きな成功だ。けれどこのレースでは、ライバルになる選手のレベルが最高ではないこともわかっている。今は、ツール・ド・フランスに参加したいと望んでいるよ。今年か、あるいは来年か。そしてそのときは、総合争いがでれきばいいね」と、語った。ランス・アームストロングが率いるチームレディオシャックに所属する26歳のブライコビッチは、７月３日に開幕する今年のツールのメンバーには現段階では選ばれてはおらず、ドーフィネでチームを率いていたアラン・ガロパン監督の話では、彼が今年のツールに参加できる可能性は今のところ50パーセントで、正式な決定はツール・ド・スイス終了後になるという。(photo:Team Radioshack)

■第７ステージ［６月１３日／アルバール・デ・バン→サランシュ／１４８km］
１　エドワルド・ボアソンハーゲン（チームスカイ／ノルウエー）　　　　　　３時間３９分４３秒
２　アルカイツ・ドゥラン（フートン・セルベット／スペイン）　　　　　　　　　　　　＋２７秒
３　イゴール・シリン（チームカチューシャ／ロシア）　　　　　　　　　　　　　　　　＋３２秒
４　クリストフ・ルメベル（フランセーズデジュ／フランス）　　　　　　　　　　　　　＋３４秒
５　ティージェイ・バンガルデレン（チームＨＴＣ・コロンビア／米国）　　　　　　　　＋４０秒
６　アルベルト・コンタドール（アスタナ／スペイン）　　　　　　　　　　　　　　　　＋４０秒
７　クリストフ・リブロン（ＡＧ２Ｒ・ラモンディアル／フランス）　　　　　　　　　　＋４０秒
８　ユルフン・バンデンブルーク（オメガファルマ・ロット／ベルギー）　　　　　　　　＋４０秒
９　ジェローム・コッペル（ソール・ソヤスン／フランス）　　　　　　　　　　　　　　＋４０秒
10　ヤネシュ・ブライコビッチ（チームレディオシャック／スロベニア）　　　　　　　　＋４０秒
■クリテリウム・デュ・ドーフィネ個人総合最終成績
１　ヤネシュ・ブライコビッチ（チームレディオシャック／スロベニア）　　２８時間０６分２８秒
２　アルベルト・コンタドール（アスタナ／スペイン）　　　　　　　　　　　　　　＋１分４１秒
３　ティージェイ・バンガルデレン（チームＨＴＣ・コロンビア／米国）　　　　　　＋２分４１秒
４　ユルフン・バンデンブルーク（オメガファルマ・ロット／ベルギー）　　　　　　＋３分４６秒
５　ジェローム・コッペル（ソール・ソヤスン／フランス）　　　　　　　　　　　　＋４分１７秒
６　ニコラ・ボゴンディ（Ｂボックス・ブイグテレコム／フランス）　　　　　　　　＋４分２３秒
７　クリストフ・リブロン（ＡＧ２Ｒ・ラモンディアル／フランス）　　　　　　　　＋４分２３秒
８　ピエール・ロラン（Ｂボックス・ブイグテレコム／フランス）　　　　　　　　　＋６分１６秒
９　クリストファー・ホーナー（チームレディオシャック／米国）　　　　　　　　　＋６分２０秒
10　シルベステル・シュミド（リクィガス・ドイモ／ポーランド）　　　　　　　　　＋６分５７秒
■マイヨ・ジョーヌ（個人総合成績）：ヤネシュ・ブライコビッチ（チームレディオシャック／スロベニア）
■マイヨ・ベール（ポイント賞）　　：アルベルト・コンタドール（アスタナ／スペイン）
■マイヨ・アポワ（山岳賞）　　　　：エゴイ・マルティネス（エウスカルテル・エウスカディ／スペイン）
■チーム成績　　　　　　　　　　　：エウスカルテル・エウスカディ（スペイン）
(http://www.letour.fr/)