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☆サレルノがツアー・オブ・ジャパンで総合優勝

レース

第14回ツアー・オブ・ジャパンは5月23日に東京で最終ステージを競い、デローザ・スタックプラスティックのクラウディオ・クチノッタが集団ゴールスプリントを制し、美濃ステージにつづいて区間2勝目をマークした。2位はマイケル・マテューズ(チームジャイコ・スキンズ)、3位はザッカリー・デンプスター(ラファコンドール・シャープ)だった。総合首位の証であるグリーンジャージを着たクリスティアーノ・サレルノは、チームメートのクチノッタのスプリントをアシストしてゴール。この瞬間、サレルノは第14回大会の総合優勝者になった。イタリア人が今大会を制したのは、2007年のフランチェスコ・マシャレッリ以来。同時に山岳賞も獲得したクライマーのサレルノは「これまでに山岳賞を取ったことはあるけど、総合優勝したのは初めて。家に帰って数日してから、実感するんじゃないかと思う。チームの働きには感謝している。リーダージャージを富士山で獲得したときはとてもうれしかったけど、まだ難しいステージが2つ残っていることがわかっていたから、注意しなければならないと思っていた。今日は素晴らしいフィナーレを迎えられてうれしいよ!」と、喜びを語っている。ツアー・オブ・ジャパン最終ステージは今年も雨天に見舞われたが、平均時速49.2km/hという高速レースになった。

■第7ステージ結果[5月23日/東京/112.7km]
1 クラウディオ・クチノッタ(デローザ・スタックプラスティック/イタリア)2時間17分21秒
2 マイケル・マテューズ(チームジャイコ・スキンズ/オーストラリア)
3 ザッカリー・デンプスター(ラファコンドール・シャープ/オーストラリア)
4 宮澤崇史(チームNIPPO/イタリア)
5 盛一大(愛三工業レーシングチーム/日本) 
6 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム/日本) 
7 山本雅道(ブリヂストンアンカー/日本)
8 リチャード・ラング(チームジャイコ・スキンズ/オーストラリア)
9 グラハム・ブリッグス(ラファコンドール・シャープ/オーストラリア)
10 鈴木譲(シマノレーシング/日本)
■ツアー・オブ・ジャパン個人総合最終成績
1 クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスティック/イタリア)16時間08分20秒
2 アンドレイ・ミズロフ(カザフスタナンナショナルチーム)         +1分45秒
3 アレクサンドル・シュシェモイン(カザフスタナンナショナルチーム)    +2分15秒
4 マイケル・マテューズ(チームジャイコ・スキンズ/オーストラリア)    +2分39秒
5 福島晋一(クムサンジンセンアジア/日本)                +2分59秒
6 ビンチェンツォ・ガローファロ(チームNIPPO/イタリア)       +3分22秒
7 佐野淳哉(チームNIPPO/日本)                   +4分10秒
8 狩野智也(ブリヂストン・アンカー/日本)                +5分20秒
9 ダレン・ラップソーン(ラファコンドール・シャープ/オーストラリア)   +5分48秒
10 ヨン・インホーン(ホンコンチャイナチーム)               +5分56秒
■ポイント賞:マイケル・マテューズ(チームジャイコ・スキンズ/オーストラリア)
■山岳賞  :クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスティック/イタリア)

■団体総合時間賞:カザフスタナンナショナルチーム