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ラボバンクがプロチームのスポンサーから撤退

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オランダの大手銀行ラボバンクが10月19日に、今年いっぱいでプロ自転車チームとのスポンサー契約を終了すると発表した。撤退するのは男女両方のプロチームからで、ユーストレーニングとシクロクロスチームを含めたアマチュアチームのスポンサーは続けるという。ラボバンクはプロチームのスポンサーを17年間続けていただけに、残念なニュースだ。この決定は、10日に米国アンチドーピング機関(USADA)が『USポスタルルサービスサイクリングチーム・ドーピング謀議』事件に関する証拠書類を公表した結果として下されたものだった。ラボバンクチームは、選手の証言のなかで過去のドーピングを告発されていた。この決定により、来季同チームはラボバンクの名前を背負って走ることはなくなるが、チームのゼネラルマネージャーを務めるハロルド・クネーベルによって今後設立される新しい基盤の下、スポンサーのない「白いラベル」で走ることがラボバンクによって保障されている。(http://www.rabosport.com/)
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ラボバンクがスポンサー撤退のニュースは、栃木県宇都宮市で今週末に開催されるジャパンカップサイクルロードレースのチームプレゼンテーションが始まる数時間前に発表された。土曜日のクリテリウムに招待されていたラボバンクのテオ・ボスは、プレゼンテーションの壇上で終始悲痛な表情を見せていた。彼はツイッターでも「多分明日起きたら、全部悪夢だろう」と書き込んでいる。ボスは土曜日のクリテリウムを、クリテリウムスペシャルチームのために用意された特別ジャージで走る予定だ。(http://www.japancup.gr.jp/)
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