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別府史之選手がトレックの新チームと契約

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トレック・バイシクル・コーポレーション(以下、トレック)は、トレックがメインスポンサーとなり2014年度から新たにスタートするワールドツアーチームと、別府史之選手との契約合意に至ったことを発表した。契約年数は2年となりファビアン・カンチェラーラ、シュレク兄弟らと共に世界最高峰のロードレースを戦っていくことになる。世界のトップレースシーンで戦ってきた別府選手の経験が新チームには大きな財産となり、ヨーロッパやアジアにおいて重要な役目を果たすことが期待される。

 

 

トレック・スポーツマーケティング担当サイモン・トムソンのコメント:日本におけるサイクリングコミュニティーは世界的にも非常に確立されています。日本を代表するプロロードレーサーの別府史之選手が世界のトッププロチームに加わることは、日本の自転車界にとっても大きな意味があることだと感じています。フミはUSトレック本社でも人気のある選手で、このエキサイティングなプロジェクトの為にトレックファミリーの一員として迎え入れられることを本当に嬉しく思っています。

 

別府史之選手コメント:今回、トレックがスタートさせることになった新しいチームと契約の合意ができたことを嬉しく思っています。このチームには素晴らしい選手も多く所属し、私もその一員として、どう期待に応える走りをしていくのかとても楽しみです。

 

 

【プロフィール】

別府史之(べっぷ・ふみゆき)

1983年4月10日神奈川県茅ヶ崎市生まれ。

高校卒業後フランスに渡り、2005年に日本人として初めてUCIプロツール選手となる。2006年にロードとタイムトライアルの日本チャンピオン獲得し、2007年に日本人初のUCIプロツール(現ワールドツアー)ポイントを獲得。2008年にはアジアチャンピオンタイトルを獲得し、北京オリンピック出場。2009年、日本人として13年ぶりとなるツール・ド・フランス出場。最終第21ステージで「敢闘賞」を獲得。日本人初の完走も同時に果たす。2011年にはロンド・ファン・フラーンデレンとパリ~ルーベを完走し、日本人で初めて5大クラシック完走を達成した。また、2度目のグランツールとなるジロ・デ・イタリアに初出場。第1ステージのチームタイムトライアルで2位、第10ステージでは区間フーガ賞を獲得。2012年、3度目のグランツールとなるジ ロ・デ・イタリアの完走を果たし、ロンドン・オリンピックに出場。2013年は2度目のロンド・ファン・フラーンデレン完走を果たしている。