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【速報】ブリュイネールが2ヶ月の停職処分に

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国際自転車競技連合(UCI)は10月29日に、今年のツール・ド・フランス最終ステージで米国のチームレディオシャックが起こした「28ジャージ事件」の処分を発表した。チームマネージャーのヨハン・ブリュイネールには罰金1万スイスフラン(約82万円)が課され、さらに2月1日から3月31日までの2ヶ月間、停職処分になってしまった。ツールに参加したレディオシャックの監督たちには5000スイスフラン(約41万円)、選手たちには2500スイスフラン(約20万円)の罰金が課されている。

この事件は、ランス・アームストロング率いるチームレディオシャックの選手たちがツール最終日に、世界中で2800万人がガンと闘っているというメッセージを込めた特別なジャージでスタートしようとしたのが発端だった。UCIルールでは事前に登録されたチームジャージではないものを着てレースに参加することは禁止されているため、レディオシャックの選手はUCIコミッセールの指示で全員、路上で着替えさせられることになってしまった。この際、ブリュイネールはツイッター上にUCIコミッセールを侮辱する発言を書き込み、事態を更に悪化させてしまった。

UCIは同時に今年のツール第6ステージでケスデパーニュのルイ・コスタにケンカをしかけたクイックステップのカルロス・バレドに対し、来年1月1日から2月28日までの2ヶ月間、競技停止処分にすると発表している。(http://www.uci.ch/)