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UCIが2014年チーム登録申請状況を発表

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国際自転車競技連合(UCI)は、10月1日の期限までに2014年のディビジョン1(UCIプロチーム)とディビジョン2(UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム)への登録申請手続きを行ったチームを発表した。

ディビジョン1のUCIプロチームは、登録上限数が18チーム。今季はスポーツ仲裁裁判所で勝訴したロシアのカチューシャを含めた19チームが登録されていたが、来季はふたたび18チームが上限となる。スペインのエウスカルテル・エウスカディは、オーナーになることを申し出ていたF1ドライバーのフェルナンド・アロンソと交渉決裂し、今季いっぱいで活動を終了する。オランダのバカンソレイユ・DCMプロサイクリングチームは、ベルギーのアクセントジョブス・ワンティと合併する形でチームを存続させるが、登録はUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームになる予定だ。

これで来季の枠は1つ空いたことになり、フランスのチームヨーロッパカーが再昇格を目指して申請している。UCIに登録されているプロチームのヒエラルキーが、現在の形になったのは2005年で、チームヨーロッパカーはブイグテレコムとしてディビジョン1に登録されていた。しかし、2009年にディビジョン2のUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームへ降格し、それ以来ディビジョン1への復帰を果たせずにいる。UCIは今後、各チームが提出したスポンサー契約書、銀行保証などの書類を審査し、申請を認可するか決定する。現状では登録上限数と同じ数が申請を行っているため、何らかの問題がない限り、チームヨーロッパカーは昇格できるだろう。

レディオシャック・レオパードは、ルクセンブルク人オーナーのフラビオ・ベッカ氏が保有していたUCIワールドツアーライセンスを米国のトレック社が買い取り、来季はチーム名がトレックファクトリーレーシングに変更となる。

ディビジョン2のUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームでは、中国のチャンピオンシステムプロサイクリング、ベルギーのクレラン・ユーフォニー、フランスのソジャスンの今季いっぱいでの活動終了が決定している。その一方で、オーストラリアのドラパックプロフェッショナルサイクリングは、UCIコンチネンタルチームからの昇格を目指して登録申請を行っている。

すでにUCIワールドツアーライセンスを保有している11チームは、今後作成されるチームの格付けリストで上位18チームに入っていれば、何らかの問題がない限り11月4日には登録プロセスが完了する。登録が完了しなかったチームはライセンス委員会の審査を受けることになる。UCIワールドツアーライセンスを新規で申請、もしくは更新を申請した6チームの書類は、自動的にライセンス委員会へ回される。UCIプロフェッショナルコンチネンタルチームの登録プロセスは、問題がない限り11月4日には完了する。

[UCIプロチーム(ディビジョン1)]
●2014年のUCIワールドツアーライセンス保有チーム…11チーム
AG2R・ラモンディアル
ベルキンプロサイクリングチーム
BMCレーシングチーム
キャノンデール
FDJ.fr
ガーミン・シャープ
ロット・ベリソル
オメガファルマ・クイックステップサイクリングチーム
チームアルゴス・シマノ
チームカチューシャ
チームサクソバンク
トレックファクトリーレーシング(旧レディオシャック・レオパード)

●UCIワールドツアーライセンスを新規で申請、もしくは更新を申請したチーム…6チーム
アスタナプロチーム
ランプレ・メリダ
モビスターチーム
オリカ・グリーンエッジ
*チームヨーロッパカー
チームスカイ

[UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム(ディビジョン2)]
アクセントジョブス・ワンティ
アンドロニジョカットリ・ベネズエラ
バルディアーニバルボレ・CSF
カハルラル・セグロスRGA
CCCポルサットポルコウィチェ
コフィディス、ソルーションクレディ
コロンビア
*ドラパックプロフェッショナルサイクリング
IAMサイクリング
MTN・クベカ
ルスベロ
チームネットアップ・エンデューラ
チームノボノルディスク
トップスポルトブラーンデレン・バロワーズ
ユナイテッドヘルスケアプロサイクリングチームイエロー・フルオ(旧ビーニファンティーニ・セッレイタリア)
(http://www.uci.ch/)
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