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6/5早朝離陸!山本和弘選手が人力飛行機で世界記録に挑戦

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2010年6月5日、キャノンデール・ファクトリー・レーシングの山本和弘選手(愛称:KAZU)が人力飛行機で直線飛行距離の世界記録へ挑戦する。

ヤマハ発動機のエンジニアでつくる人力飛行機同好会「チーム・エアロセプシー」は1983年に発足し、92年に4.436キロ、03年に10.881キロで当時の日本記録をマーク。人力飛行機は、出発地点と着水地点を直線で結んだ距離が記録となり、自転車のようにペダルを踏んでプロペラを回転させ、揚力を生み出し飛行する。世界記録更新には4時間以上ペダルをこぎ続けなければならず、脚力や持久力に優れた自転車競技選手が適任だとの考えから、初めてチーム外の山本和弘選手が招かれた。


今回の世界記録挑戦は、6月5日(土)午前1時半から機体を組み立て、同4時半から6時ごろまでの間に風の状況を見ながら離陸する。海上5~30メートルの高度で、秒速7.5メートルで飛行。駿河湾を南下して御前崎沖で南西に針路を変え、約4時間半をかけて約120キロの記録を目指す予定。


KAZUからメッセージ

これまで約3年間、飛行機に関する様々なトレーニングを積んで、いよいよ今月末から世界記録に挑戦する準備が整いました。「軽量で持久力がある」そんな理由でパイロットに選ばれた自分ですが、トレーニングを始めるうちに飛行機の魅力に引き込まれていきました。これまでの自転車では味わえない「3D」の動き。そして、飛んでいる間の無音の世界。トレーニングを重ねるうちに、記録に挑戦できる事に対しての喜びが湧きあがってきました。6月週末の気象条件の良い日を狙って世界記録に挑戦します。たくさんの人の夢をのせて、ビッグフライトを達成したいと思っています。


問 キャノンデール・ジャパン www.cannondale.co.jp