ＵＣＩワールドツアーランキング(8/15付)

ランキング１位のエヴァンスにジルベールが６ポイント差にまで迫る！

国際自転車競技連合（ＵＣＩ）は８月15日にエネコツアー終了時点のＵＣＩワールドランキングを発表した。個人ランキング首位は変わらずツール・ド・フランスで総合優勝したカデル・エヴァンス（ＢＭＣレーシング）だが、彼はツール後にワールドツアーのレースには参加していないため、ポイントは加算されていない。その一方で、今年のＵＣＩワールドツアーランキング１位を狙うと宣言しているベルギーのフィリップ・ジルベール（オメガファルマ・ロット）は、エネコツアーで総合２位になり、エヴァンスとの差を６ポイントにまで縮めている。ジルベールは当初今週末開催のバッテンフォール・サイクラシックスに参加する予定で、優勝しなくても上位入賞すれば、次のＵＣＩワールドツアーランキングで首位奪還が可能なはずだった。しかし、15日にベルギーＴＴ選手権で優勝したジルベールは、急遽予定を変更して休養を取ることになったとチームが発表。サイクラシックスは欠場し、次のスケジュールは28日に開催されるフランスのＧＰ・ウエストフランス・プルエになっている。

国別ランキングは今回の結果が９月25日にデンマークのコペンハーゲンで開催されるロード世界選手権の参加資格に反映され、トップ10の国に最大出場枠である９枠が与えられる。ただし、ＵＣＩワールドツアーランキングに入っている選手が６人未満の国は、トップ10に入っていても６枠しか与えられない。

ＵＣＩワールドツアーランキング２０１１（８月１５日付）

■個人ランキング
１　カデル・エヴァンス（ＢＭＣレーシング／オーストラリア）574pts
２　フィリップ・ジルベール（オメガファルマ・ロット／ベルギー）568pts
３　アルベルト・コンタドール（サクソバンク・サンガード／スペイン）471pts
４　ミケーレ・スカルポーニ（ランプレ・ＩＳＤ／イタリア）348pts
５　ホアキン・ロドリゲス（カチューシャチーム／スペイン）328pts
６　サムエル・サンチェス（エウスカルテル・エウスカディ／スペイン）307pts
７　フランク・シュレク（レオパード・トレック／ルクセンブルク）284pts
８　アンディ・シュレク（レオパード・トレック／ルクセンブルク）252pts
９　ファビアン・カンチェッラーラ（レオパード・トレック／スイス）250pts
10　アレクサンドル・ヴィノクロフ（プロチームアスタナ／カザフスタン）230pts
■国別ランキング
１　スペイン　1306pts
２　イタリア　1041pts
３　オーストラリア　1022pts
４　ベルギー　998pts
５　ドイツ　588pts
６　英国　576pts
７　ルクセンブルク　536pts
８　米国　518pts
９　オランダ　501pts
10　フランス　377pts
■チームランキング
１　レオパード・トレック（ルクセンブルク）949pts
２　ＢＭＣレーシングチーム（米国）874pts
３　オメガファルマ・ロット（ベルギー）845pts
４　ＨＴＣ・ハイロード（米国）764pts
５　ランプレ・ＩＳＤ（イタリア）644pts
６　サクソバンク・サンガード（デンマーク）637pts
７　スカイプロサイクリング（英国）622pts
８　チームレディオシャック（米国）609pts
８　チームガーミン・サーヴェロ（米国）575pts
９　リクィガス・キャノンデール（イタリア）540pts
11　ラボバンクサイクリングチーム（オランダ）505pts
12　カチューシャチーム（ロシア）446pts
13　エウスカルテル・エウスカディ（スペイン）416pts
14　プロチームアスタナ（カザフスタン）403pts
15　モビスターチーム（スペイン）353pts
16　ＡＧ２Ｒ・ラモンディアル（フランス）335pts
17　クイックステップサイクリングチーム（ベルギー）318pts
18　ヴァカンソレイユ・ＤＣＭプロサイクリングチーム（オランダ）266pts
(http://www.uci.ch/)