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【速報】 2013年のUCIプロチームはロシアのカチューシャを加えた19チームに決定!

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国際自転車競技連合(UCI)は2月18日に、2013年シーズンは特例として19チームをUCIプロチームとして登録すると発表した。これは15日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が出した、カチューシャが2013年シーズンのUCIプロチームとして登録されることを認める裁定を受けた決定だった。UCIルール上は18チームのUCIプロチームを、19チームとする決定は、プロフェッショナル・サイクリング・カウンシル(PCC)によって下されたとUCIは付け加えている。この発表でカチューシャはやっと今年もUCIプロチームとして登録されることになった。この決定により、2013年のUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームはカチューシャが抜けて全20チームになっている。

この日、UCIが行った発表では言及されなかったが、この決定ですでに発表されているUCIワールドツアーレースの招待チーム数が問題となるのは必至だ。UCIプロチームは自動的にUCIワールドツアーのレースには招待されるため、もちろんカチューシャにもその権利がある。イタリアのRCSスポルトはすでにティレーノ~アドリアーティコ(3月6日~12日)、ミラノ~サンレモ(3月17日)、ジロ・デ・イタリア(5月4日~26日)、イル・ロンバルディア(10月6日)の招待チームを発表しているが、カチューシャはジロ・デ・イタリアだけ招待を受けていない。UCIルールでは1レースの参加選手の上限が200人と決まっているため、ジロのようなステージレースは9人編成で22チームが参加するのが基本だ。しかしジロは2011年にイタリア統一150周年を祝うため、UCIから特例として23チーム参加を許可された前例がある。すでに22チームの招待が決定している今年のジロも、今後UCIの特例措置が下される可能性があるだろう。

アモリースポールオルガニザシオン(ASO)がすでに発表しているパリ~ニース(3月3日~10日)とクリテリウム・デュ・ドーフィネ(6月2日~9日)についても、同様の措置が取られるのではないかと思われる。とくにパリ~ニースは開幕が間近に迫っているレースでもあり、その決定は早急に下されるにちがいない。しかし、まだ発表されていない100回記念大会のツール・ド・フランスについては、何チームが招待されることになるのかはわからない。もし22チームの原則が守られる場合は、主催者招待枠(ワイルドカード)はたった3チームになってしまうだろう。
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【2013 UCIプロチーム(ディビジョン1)19チーム】
AG2R・ラモンディアル(フランス)
アスタナプロチーム(カザフスタン)
ブランコプロサイクリングチーム(オランダ)
BMCレーシングチーム(米国)
キャノンデールプロサイクリング(イタリア)
エウスカルテル・エウスカディ(スペイン)
FDJ(フランス)
ガーミン・シャープ(米国)
カチューシャ(ロシア)
ランプレ・メリダ(イタリア)
ロット・ベリソル(ベルギー)
モビスターチーム(スペイン)
オメガファルマ・クイックステップサイクリングチーム(ベルギー)
オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア)
レディオシャック・レオパード(ルクセンブルク)
スカイプロサイクリング(英国)
チームアルゴス・シマノ(オランダ)
チームサクソ・ティンコフ(デンマーク)
バカンソレイユ・DCMプロサイクリングチーム(オランダ)
(http://www.uciworldtour.com/)

【2013 UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム(ディビジョン2)20チーム】
アクセントジョブス・ワンティ(ベルギー)
アンドロニジョカットリ・ベネズエラ(イタリア)
バルディアーニバルボーレ・CSFイノックス(イタリア)
ブルターニュ・セシェアンビロンマン(フランス)
カハルラル(スペイン)
CCCポルサットポルコウィチェ(ポーランド)
チャンピオンシステムプロサイクリング(中国)
コフィディス、ソルーションクレディ(フランス)
コロンビア(コロンビア)
クレラン・ユーフォニー(ベルギー)
IAMサイクリング(スイス)
MTN・クベカ(南アフリカ)
ルスベロ(ロシア)
ソジャスン(フランス)
チームヨーロッパカー(フランス)
チームネットアップ・エンデューラ(ドイツ)
チームノボノルディスク(米国)
トップスポルトブラーンデレン・バロワーズ(ベルギー)
ユナイテッドヘルスケアプロサイクリングチーム(米国)
ビーニファンティーニ・セッレイタリア(イタリア)
(http://www.uci.ch/)