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バイオロジカル・パスポートの違反でメンショフに2年の処分! 2010年ツール総合2位剥奪

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国際自転車競技連合(UCI)は7月12日に、バイオロジカル・パスポートでアンチ・ドーピング規則違反が見つかったロシアのデニス・メンショフに対し、2年間の資格停止処分を課したと発表した。処分は2015年4月9日までとなる。

メンショフはカチューシャに所属していた昨年5月に、突然引退を発表してレース界を去っていた。UCIの発表によれば、懲罰手続きは昨年始まっていたという。

さらにUCIは、異常が明らかに認められた2009年、2010年、2012年のツール・ド・フランスでのメンショフの成績を剥奪した。彼はアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)がクレンブテロールの陽性で総合優勝を剥奪された2010年に、繰り上げで2位になっていた。

メンショフは2009年と2010年はオランダのラボバンクに所属していた。2009年にはジロ・デ・イタリアで総合優勝したが、それは剥奪されなかった。2012年からは、彼は母国のカチューシャで走っていた。

UCIによれば、メンショフは手続き上の権利を行使した上で、UCIアンチ・ドーピング規則に従い、処分を受け入れたという。(http://www.uci.ch/)