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メダリスト発掘「Girl’s summer camp 2011 」レポート

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自転車競技トラック種目の未来のメダリストとなる女子選手発掘を目的とした「Girl’s summer camp 2011」が、8月14日~19日まで5泊6日の日程で日本競輪学校において行なわれた。このキャンプは、昨年自転車界初の試みとして行なわれ、現在の日本自転車競技連盟の強化指定選手となっている選手を発掘した実績がある。2回目となる今年は、強化指定選手6名を含む63名が書類選考の上、参加した。中学生から30代まで、この合宿ではじめてトラックレーサーに挑戦する他競技の経験者もいるなど幅広い人材が集まった。

 

 

ナショナルチーム松本整監督によって組まれたプログラムは、競技力アップに重点をおいた綿密な内容で、競技経験のレベルによりA~Fの6グループに分かれてトレーニングが行なわれた。キャンプ期間中には、中野浩一強化委員長や渡邉一成選手、沖美穂アドバイザーなどの講義もあり、普段は聴くとこのできない実践での話を聴くことのできた貴重な機会となった。普段は男子とトレーニングをすることの多いトラック種目の女子選手たちにとって、トレーニング以外の時間にも同世代の仲間たちと会話を楽しみながら食事をしたり、トップ選手と交流をもったりできるのも「Girl’s summer camp」ならでは。参加者たちは、このキャンプを通して競技のレベルアップとともに、たくさんの大切な仲間という大きな収穫を得た。この参加者の中から未来のオリンピックメダリストが誕生することを期待したい。

問・ガールズサマーキャンプ2011事務局 http://www.gsc2011.jp/