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ジロ主催者がエバンズのBMCを招待

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イタリアのRCSは12月15日、米国のプロコンチネンタルチーム、BMCレーシングチームを来年5月に開催するジロ・デ・イタリアに招待すると発表した。BMCレーシングチームには、今年オーストラリア人として初めて世界チャンピオンになったカデル・エバンズと、元世界チャンピオンのイタリア人、アレッサンドロ・バッランが移籍している。RCSは同チームを3月のストラーデ・ビアンケ(エロイカ)、ティレーノ・アドリアーティコ、ミラノ~サンレモにも招待すると発表している。

ジロ主催紙のガゼッタ・デッロ・スポルトは「ジロ・デ・イタリアに世界チャンピオン。しかも優勝する可能性がある。最後に成功したのは1983年のジュゼッペ・サロンニだ。カデル・エバンズは2010年に挑戦するだろう」という記事を掲載している。そしてこの記事のなかでエバンズ自身が「ボクはジロ・デ・イタリアに戻って来くる。やっとね。このレースで勝つためにだ」と、語り、来季はジロを狙うことを表明している。ツール・ド・フランスで2007年と2008年に総合2位になっているエバンズは、2002年のジロでマリア・ローザを2日間着た経験があるが、それ以降ジロには出場しておらず、これは8年ぶりの挑戦になるだろう。

BMCレーシングチームは来年1月に行われるUCIプロツアーのツアー・ダウンアンダーにも招待されていて、エバンズは地元のファンにアルカンシエルを披露する予定だ。