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【速報】シンケビッツがHGH陽性!

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ファルネーゼビーニ・ネーリソットリに所属するドイツ人のパトリック・シンケビッツが、ヒト成長ホルモン(HGH)で陽性になったと、国際自転車競技連合(UCI)が発表した。 陽性になったのは、2月27日のGP・ディ・ルガーノで行われたドーピング検査。シンケビッツは明日イタリアで開催されるミラノ・サンレモに出場する予定だったが、この陽性でUCIから一時的な競技停止処分を受けている。

ヒト成長ホルモン(HGH)は、2009年11月に英国のラグビー選手、テリー・ニュートンが初めて陽性になったが、自転車競技での陽性者はシンケビッツが初めてだった。UCIは自転車競技の反ドーピング運動にとって、重要なステップであると強調している。シンケビッツはTモバイルに所属していた2007年にテストステロンで陽性になり、後にEPO使用と血液ドーピングを行っていたことを認め、1年間の競技停止処分を受けた。このため、今回の陽性がBサンプルで確定すれば、2度目のドーピング陽性で永久停止処分を受ける可能性もある。2004年のジャパンカップ優勝者であるシンケビッツは今季、2月のツアー・オブ・オマーンで総合9位になっていた。(http://www.uci.ch/)