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【現地レポート】ジロ開幕! ウィギンスが初日のTTで優勝

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第93回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドカレンダー/歴史的レース)が5月8日、オランダのアムステルダムで開幕し、初日に行われた8.4kmの個人タイムトライアルでチームスカイに所属する英国TTチャンピオンのブラッドリー・ウィギンスが優勝し、2年連続で初日から大英帝国にマリア・ローザをもたらした。2位はブレント・ブックウォーター(BMC)、3位はカデル・エバンズ(BMC)だった。初日のTTで優勝してマリア・ローザを獲得することを目指していたアレクサンドル・ヴィノクロフ(アスタナ)は4位に終わっている。沿道で常に大声援を受けていた地元オランダのラボバンクチームは、ヨス・ファンエムデンが9位と健闘。イタリア勢はマルコ・ピノッティ(HTC・コロンビア)の10位が最高位だった。初日の個人TTは、トップ10の半数以上がイングリッシュスピーカー(英語圏)の選手という結果に終わっている。ジロ初出場の新城幸也(Bボックス・ブイグテレコム)は、45秒遅れの108位だった。
「素晴らしい気分だ。とてもステキなプロローグだったよ。2007年にロンドンで開幕したツールみたいだった。ジロは3週間あって、長く、とても難しいレースだ。優勝候補たちはみんな準備ができているしね。チームメートのD・チオーニは、このジロが今年の目標だけど、ボクの今年のプログラムはツール・ド・フランスのためのもので、ジロでの目標はプロローグで勝ってマリア・ローザを獲得することだった。そして1日でも長くそれを守れたらいいと思っているよ」と、マリア・ローザのウィギンスは語っている。
第2ステージはアムステルダムをスタートして南下し、ユトレヒトにゴールする210kmのステージ。平坦なオランダ独特の強い風と雨がキーポイントになるだろう。

■第1ステージ[5月8日/アムステルダム→アムステルダム(オランダ/個人TT)/8.4km]
1 ブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ/英国)             10分18秒
2 ブレント・ブックウォーター(BMC/米国)                  +2秒
3 カデル・エバンズ(BMC/オーストラリア)                  +2秒
4 アレクサンドル・ヴィノクロフ(アスタナ/カザフスタン)            +5秒
5 グレゴリー・ヘンダーソン(チームスカイ/ニュージーランド)          +5秒
6 リッチー・ポルト(サクソバンク/オーストラリア)               +5秒
7 デービッド・ミラー(ガーミン・トランジションズ/英国)            +6秒
8 グスタフ・ラーション(サクソバンク/スウェーデン)              +7秒
9 ヨス・ファンエムデン(ラボバンク/オランダ)                 +9秒
10 マルコ・ピノッティ(HTC・コロンビア/イタリア)              +9秒
■第1ステージまでの総合成績
1 ブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ/英国)             10分18秒
2 ブレント・ブックウォーター(BMC/米国)                  +2秒
3 カデル・エバンズ(BMC/オーストラリア)                  +2秒
4 アレクサンドル・ヴィノクロフ(アスタナ/カザフスタン)            +5秒
5 グレゴリー・ヘンダーソン(チームスカイ/ニュージーランド)          +5秒
6 リッチー・ポルト(サクソバンク/オーストラリア)               +5秒
7 デービッド・ミラー(ガーミン・トランジションズ/英国)            +6秒
8 グスタフ・ラーション(サクソバンク/スウェーデン)              +7秒
9 ヨス・ファンエムデン(ラボバンク/オランダ)                 +9秒
10 マルコ・ピノッティ(HTC・コロンビア/イタリア)              +9秒
■マリア・ローザ(個人総合):ブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ/英国) 
■マリア・ロッサ(ポイント賞):ブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ/英国)
*第2ステージはブレント・ブックウォーター(BMC)が着用
■マリア・ベルデ (山岳賞):-
■マリア・ビアンカ(新人賞):リッチー・ポルト(サクソバンク/オーストラリア)
■チーム時間賞:チームスカイ(英国)
■チームポイント賞:チームスカイ(英国)
(http://www.giroditalia.it/)