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【速報】スペイン車連がコンタドールに1年間の処分決定

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スペインの大手新聞エル・パイスは1月26日、スペイン車連が同日午後に、昨年のツール・ド・フランスのドーピング検査で禁止薬物のクレンブテノール陽性になったアルベルト・コンタドール(サクソバンク・サンガード)に対し、1年間の競技停止処分決定を発表したと報じた

コンタドールはこの決定に対して10日間の異議申し立てができ、最終的な決定は2月9日に下される。スペイン車連のカルロス・カスタノ会長は、処分は27日に発表するとロイターのインタビューで語っていたが、1日早い発表になった。

コンタドールは昨年のツール開催中の7月21日(2度目の休養日)に行われた尿検査で、禁止薬物のクレンブテロールが検出された。しかし、その値が非常に微量だったため(1mlあたり0.000 000 000 05グラム)、UCI(国際自転車競技連合)は9月30日に行った最初の発表では、コンタドールを一時的な競技停止処分にし、引き続き世界アンチドーピング機関(WADA)と協力して科学的な検査を行うことにした。そして厳密な調査を行った上で、UCIはコンタドールに対して懲罰手続きを開くべきだという結論に達し、昨年の11月8日、彼に対する懲罰手続きを開くことをスペイン車連に要請していた。今回のスペイン車連の決定が確定すれば、コンタドールは昨年のツール総合優勝も剥奪されることになるだろう。