ニュース

頂上ゴールのブエルタ・ア・エスパーニャ2019第15ステージでクースが区間初優勝

レース
(photo : Unipublic / Luis Ángel Gómez)
(photo : Unipublic / Luis Ángel Gómez)
 
スペインで開催中の第74回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、2019年9月8日にアストゥリアス地方のティネオからサンチュアリオ・デル・アセボまでの154.4kmでカテゴリー1頂上ゴールの第15ステージを競い、米国のセップ・クース(チームユンボ・ビスマ)が独走で逃げ切って、グランツール初優勝となる区間優勝を果たした。

区間2位はポルトガルのルーベン・ゲレイロ(チームカチューシャ・アルペシン)、3位は英国のテイオ・ゲーガンハート(チームイネオス)だった。

総合リーダージャージのラ・ロハを着たスロベニアのプリモシュ・ログリッチェ(チームユンボ・ビスマ)は、総合2位で世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)と一緒にゴール。総合3位以下のライバルたちとのタイム差は広げることができた。
 
 
(photo : Unipublic / Luis Ángel Gómez)
(photo : Unipublic / Luis Ángel Gómez)

バルベルデのアタックにログリッチェが付いて行った

第15ステージのコースプロフィール(MAP : UNIPUBLIC)
第15ステージのコースプロフィール(MAP : UNIPUBLIC)
アストゥリアス山岳2連戦初日の第15ステージは161選手が出走。ルカ・メズゲッツ(ミッチェルトン・スコット)とパトリック・ベヴィン(CCCチーム)がスタートしなかった。オフィシャルスタートからアタックが始まり、10kmで5選手が先行した。

29.2km地点に設定されていたこの日最初のカテゴリー1の山岳ポイントまで3km地点で、メイン集団からマルク・ソレル(モビスターチーム)がアタックし、ゲレイロとゲーガンハートが合流した。山頂はソレルが先頭で通過。先頭の逃げグループには下りで選手が合流し続け、ゴールまで残り100kmで17人になった。そこにクースも加わっていた。

2つ目のカテゴリー1の峠がスタートした時、逃げとメイン集団のタイム差は3分になっていた。メイン集団はチームユンボ・ビスマがコントロールし続けていた。残り81.2kmの山頂はセルヒオ・サミティエ(エウスカディバスクカントリー・ムリアス)が先頭で通過した。残り40kmでタイム差は4分にまで広がった。

3つ目のカテゴリー1の峠が始まり、逃げ集団では山頂まで9km地点でサミティエルがアタック。ベン・オコナー(チームディメンションデータ)とダニ・ナバロ(チームカチューシャ・アルペシン)が合流し、ゴールまで残り40kmの山頂を3人で通過した。追走グループは1分40秒遅れでメイン集団は5分以上後方だった。

ゴールまで残り17kmで、先頭からサミティエルがアタックして独走を開始。6km先でバシリ・キリエンカ(チームイネオス)が追いついたが、8km続く最後のプエルト・デル・アセボ山の上りが始まると、サミティエルに置いて行かれた。しかし、ゴールまで残り6.7kmでサミティエルはクースに追い越されてしまった。その時、メイン集団はまだ4分後方を走っていた。

メイン集団はプエルト・デル・アセボ山に入ってすぐにバルベルデがアタックし、付いて行けたのはラ・ロハを着たログリッチェだけだった。総合上位の選手は一緒にゴールを目指したが、ナイロ・キンタナ(モビスター)は早々に遅れ始めてしまった。

クースは快調に逃げ続け、フラム・ルージュを通過した時には追走グループにまだ44秒差を付けていた。彼は道幅の狭いプエルト・デル・アセボ山のゴールで観客たちとタッチをしながらゴールした。

総合2位のバルベルデとログリッチェが一緒にゴールした後方では、白い新人賞ジャージを着たスロベニアのタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)と、コロンビアのミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム)が新人賞争いの闘いを繰り広げたが、最後は一緒にゴールし、決着は付かなかった。


■区間初優勝したクースのコメント
「アスタナとモビスターが逃げに誰かを加えようとするのはわかっていたから、ソレルとイサギレが行った時、ボクも付いて行った。彼等は強い選手たちで、後で戦略的にヘルパーとして働けるからだ。(最後の上りの)最初の数kmが一番キツいのは知っていたから、ふもとで良い位置に居るように努力した。ボクは本当に調子が良いと感じ、心理戦をするのではなく自分のリズムで走りたかった」
 
 
(©Bettiniphoto)
(©Bettiniphoto)
 
■第15ステージ結果[9月8日/ティネオ~サンチュアリオ・デル・アセボ/154.4km]
1. SEPP KUSS (TEAM JUMBO - VISMA / USA) 04H 19' 04''
2. RUBEN GUERREIRO (TEAM KATUSHA ALPECIN / POR) + 39''
3. TAO GEOGHEGAN HART (TEAM INEOS / GBR) + 40''
4. OSCAR RODRIGUEZ GARAICOECHEA (EUSKADI BASQUE COUNTRY - MURIAS / ESP) + 53''
5. MARK PADUN (BAHRAIN - MERIDA / UKR) + 01' 49''
6. BEN O'CONNOR (TEAM DIMENSION DATA / AUS) + 02' 05''
7. LAWSON CRADDOCK (EF EDUCATION FIRST / USA) + 02' 11''
8. PRIMOŽ ROGLIC (TEAM JUMBO - VISMA / SLO) + 02' 14''
9. ALEJANDRO VALVERDE (MOVISTAR TEAM / ESP) + 02' 14''
10. SANDER ARMEE (LOTTO SOUDAL / BEL) + 02' 48''

11. MIGUEL ANGEL LOPEZ MORENO (ASTANA PRO TEAM / COL) + 02’ 55’’
12. TADEJ POGACAR (UAE TEAM EMIRATES / SLO)  + 02’ 55’’
14. RAFAL MAJKA (BORA - HANSGROHE / POL) + 03’ 13’’
17. NAIRO QUINTANA (MOVISTAR TEAM / COL) + 03’ 50’’
56. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN - MERIDA / JPN) + 15’ 01’’

■第15ステージまでの総合成績(ラ・ロハ)
1. PRIMOŽ ROGLIC (TEAM JUMBO - VISMA / SLO) 58H 10’ 32’’
2. ALEJANDRO VALVERDE (MOVISTAR TEAM / ESP) + 02’ 25’’
3. TADEJ POGACAR (UAE TEAM EMIRATES / SLO)  + 03’ 42’’
4. MIGUEL ANGEL LOPEZ MORENO (ASTANA PRO TEAM / COL) + 03’ 59’’
5. NAIRO QUINTANA (MOVISTAR TEAM / COL) + 05’ 09’’
6. RAFAL MAJKA (BORA - HANSGROHE / POL) + 07’ 14’’
7. NICOLAS EDET (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / FRA) + 09’ 08’’
8. WILCO KELDERMAN (TEAM SUNWEB / NED) + 09’ 15’’
9. CARL FREDRIK HAGEN (LOTTO SOUDAL / NOR) + 09’ 44’’
10. HERMANN PERNSTEINER (BAHRAIN - MERIDA / AUT) + 11' 39''

125. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN - MERIDA / JPN) + 02H 41’ 41’’

[各賞]
■ポイント賞 : PRIMOŽ ROGLIC (TEAM JUMBO - VISMA / SLO) 
※第15ステージはNAIRO QUINTANA (MOVISTAR TEAM / COL) が着用
■山岳賞 : ANGEL MADRAZO RUIZ (BURGOS BH / ESP)
■新人賞 : TADEJ POGACAR (UAE TEAM EMIRATES / SLO)
■チーム成績 : MOVISTAR TEAM
■敢闘賞 :  SERGIO SAMITIER SAMITIER (EUSKADI BASQUE COUNTRY - MURIAS / ESP)

ブエルタ公式サイト
 
 

第15ステージのハイライト映像
















ciclissimo(チクリッシモ)No.61