キンタナが来季フランスのチームアルケア・サムシックへ移籍

キンタナが来季フランスのチームアルケア・サムシックへ移籍

キンタナは現在ブエルタで総合首位だ (photo : Unipublic / Luis Ángel Gómez)

UCIプロコンチネンタルチームのチームアルケア・サムシック(フランス)が9月2日に、コロンビアのナイロ・キンタナ(モビスターチーム)、ウィナー・アナコナ(モビスターチーム)、ダイエル・キンタナ(ネーリソットーリ・セッレイタリア・KTM)、イタリアのディエゴ・ローザ(チームイネオス)の4選手と契約したと発表した。

キンタナ兄弟の契約は2020年から3年間、アナコナとローザは2年間だ。

チームアルケア・サムシックのエマニュエル・ユベールGMは、3シーズン以内にグランツールで優勝することを目標としている。チームにはフランス人エースのワレン・バルギルが所属しているが、ユベールGMは、キンタナとバルギルの同盟が彼らにとって特別な利点になると考えている。

現在29歳のナイロ・キンタナは2012年からスペインのモビスターチームで走り、2014年にジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)、2016年にブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝した。しかし、ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)では未だパリの表彰台の中央には立てていない。

■ナイロ・キンタナのコメント
「チームアルケア・サムシックは年々改良されている。ボクは彼らの成長を見守ってきた。彼らのプロジェクトに興味を抱き、なかでも彼らのイデオロギーが好きだ。人間の価値を重んじ、それが不可欠でさえあるチームだと思う。ボクは自分が幸せになれるチームを探していた。それがプロとして完全に開花する鍵だと思う。

ボクの野望は同じだ。個人的に目標はツール・ド・フランスでの勝利の為に戦うことだ。それはボクの競技キャリアのターニングポイントで、積極的なものだと確信している。ボクは適応して、フランス語も勉強するが、最も重要なのは好きなことを続けることだ。自転車に乗っていると、幸せで心が安らぐ。チームアルケア・サムシックのジャージを着て、みんなと一緒にベストを尽くすよ」

チームアルケア・サムシックの公式サイト