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Livのeバイク「エスケープRX W-E+」を初心者女子が体感してみた!

その他
ジャイアントの女性用サイクルブランドである「Liv(リブ)」から、女性専用eバイクの「エスケープRX W-E+」が発表された。
すでに発売されているジャイアントの「エスケープRX-E+」をベースにしながら、フレームサイズなど各パーツを女性用に設定したこのモデルを、サイクルスポーツでインターンシップ中である3人の女子が体感!

イマドキ女子ならではの目線によるレポートをお届けしよう。

 

女性でも気軽に「eバイク」を楽しめる!

「Liv・エスケープRX W-E+」完成車価格/28万円・税抜
「Liv・エスケープRX W-E+」完成車価格/28万円・税抜
協力してもらうのはジャイアントストア二子玉川。まずは松村闘店長よりバイクの詳しい説明を受ける
協力してもらうのはジャイアントストア二子玉川。まずは松村闘店長よりバイクの詳しい説明を受ける
ジャイアントストア二子玉川店をスタート! こちらの店舗はLivフラッグシップストアとして、専門の女性スタッフも在籍する
ジャイアントストア二子玉川店をスタート! こちらの店舗はLivフラッグシップストアとして、専門の女性スタッフも在籍する

近年各社からさまざまなモデルが発表されている電動アシスト付きスポーツバイク、「eバイク」。しかしながらその多くはメインターゲットである男性向けのサイズのものが多く、小柄な女性がいざ乗ろうとなると「サイズが大きすぎる」ことで、肝心のスポーツライドが気持ちよく楽しめなくなってしまう。
そんななか世界最大の自転車ブランドであるジャイアントの、女性用ブランドであるLivが2019年5月に発表したのが、エスケープRX W-E+(プラス)だ。

このモデルは2018年にジャイアントが発表した、オンロード向けのクロスバイクタイプであるeバイクをベース車体としており、基本的な性能やeバイクの核となるドライブユニット、バッテリーは同一のものを採用。そのフレームサイズを最小のXXS(375mm)とすることで、最低身長145cmから160cm程度までのライダーにフィットするようになっている。

スポーツライドを楽しむハードルをより下げてくれることとなるeバイク。ジャイアントではエスケープRX-E+を加えると、eバイクとしては合わせて4つのサイズ展開となり、より多くの人に対応することができる。これによって、eバイクがこれまで以上に多くの人に受け入れられていくきっかけとなるだろう。

と、いうことで、その可能性を実際に試すべく、スポーツライドがほとんど未経験であるという女子に、eバイクに乗って走ってもらうことを企画。
登場してもらうのは、サイクルスポーツ編集部でインターンシップ中の3人だ。

 
ヤマハ製のドライブユニットを採用し、出力はジャイアントと共同で設定しているのでパワフルかつ繊細なアシストとなる
ヤマハ製のドライブユニットを採用し、出力はジャイアントと共同で設定しているのでパワフルかつ繊細なアシストとなる
クランク長は165mmで、小柄な人でも漕ぎやすい
クランク長は165mmで、小柄な人でも漕ぎやすい
ハンドル幅は570mm(ジャイアントモデルは590mm)となり肩幅が狭くてもホールドが可能
ハンドル幅は570mm(ジャイアントモデルは590mm)となり肩幅が狭くてもホールドが可能
サドルは骨盤が広い女性に向けた幅広モデル。快適性も高い
サドルは骨盤が広い女性に向けた幅広モデル。快適性も高い

初心者女子が体験ライド!その感想は?


実際に新人女子3人が多摩川サイクリングロードから激坂を含む20kmをテストライドした。その様子を彼女達自身の目線からレポートしてもらおう。

 

尾崎「eバイクが教えてくれたこと」

「土手で何度か見つけた路面標示です。文字がまるくて可愛らしい上に、時には休みがてらゆっくり走れば素敵な風景に出会えるような気がし、今日の格言にしました」
「土手で何度か見つけた路面標示です。文字がまるくて可愛らしい上に、時には休みがてらゆっくり走れば素敵な風景に出会えるような気がし、今日の格言にしました」
跨ってみてすぐに、グリップにスポーティーさを感じました。握りやすいため疲れにくく、力が均等に入りやすい構造になっているとのこと。力強く安心感がありました
跨ってみてすぐに、グリップにスポーティーさを感じました。握りやすいため疲れにくく、力が均等に入りやすい構造になっているとのこと。力強く安心感がありました

私は通勤時、自宅から駅まで自転車に乗っています。何年も毎日のように自転車に乗っているので、自転車は私にとって日常の些細なツールでした。
そんな私が今日、eバイクから得たものは、まさに非日常の快感。軽い力でぐんぐん進むマシンに、自分が付いていくような気持ちでした。風を受け、原っぱのにおいを存分に感じました。
スポーツバイクは仲間と一緒でも、漕いでいるときはスピードに乗り自転車と二人きりのようで個人的な空間が自由な気持ちにさせてくれます。
アシストが力を後押ししてくれるため、軽快なスピードの中、ゆったりと周りを見渡すことができ、このような自分なりのスポーツバイクの楽しみ方を見つけることができました。
 

中牟田「eバイクで上り坂が好きになる!」

私の趣味であるモーターサイクルで感じる爆風とは違う、優しい風を感じながら土手を走りました。 帰り道には坂を上りきった達成感を感じ、また自転車に乗ってみたいと思いました
私の趣味であるモーターサイクルで感じる爆風とは違う、優しい風を感じながら土手を走りました。 帰り道には坂を上りきった達成感を感じ、また自転車に乗ってみたいと思いました
電動でもギアは本格的なティアグラ9速。誰でも平等にスポーツバイクの醍醐味を味わえます。例えば家族や友人、恋人がサイクリストで一緒に走ってみたいけど、ついていける自信がない…という場合にはeバイクの出番
電動でもギアは本格的なティアグラ9速。誰でも平等にスポーツバイクの醍醐味を味わえます。例えば家族や友人、恋人がサイクリストで一緒に走ってみたいけど、ついていける自信がない…という場合にはeバイクの出番

私の自転車経験といえば、中学生のときに通学に使ったくらい。
通学路には坂もあり、汗だくで立ちこぎをして、学校に着いたときには一日の体力を使い果たしたような気持ちになったものです。
そんなわけで、私の中の自転車の印象は、決して良いものとは言えませんでした。
ところが今日、1台の自転車が私の自転車観を変えたのです。
その名もeバイク。ロードバイクのシャープな見た目を維持しながら、外見を裏切る強力なアシストを見せてくれる電動アシスト自転車です。
アシストの恩恵を最も強く感じられるのは上り坂。特に登り始めて最初のひと漕ぎ目、前輪だけが坂に乗ったタイミングでクイッとペダルを踏むと、後ろから誰かに押してもらっているような感覚で車体がグーンと前に出ます。
他のどんな乗り物でも、味わった事のない感覚でした。これがクセになるフィーリングで、上り坂が現れるのをつい心待ちにしてしまいます。
サイクリストにお勧めするのはもちろんですが、自転車にニガテ意識がある人にこそ、一度eバイクに試乗してみてほしいと思います。
 

南波「初めてのeバイク体験」

多摩川沿いを約1時間走りました。上り坂も砂利道も辛くないし、風にも直接当たることが出来て気持ちいいし、eバイクってすごいと思います
多摩川沿いを約1時間走りました。上り坂も砂利道も辛くないし、風にも直接当たることが出来て気持ちいいし、eバイクってすごいと思います
坂を上っている途中でアシストモードを切り替えてみたりもしました。スポーツモード、エコモード、オフモード……と切り替えてすぐ最強のアシスト、スポーツモードに戻しました
坂を上っている途中でアシストモードを切り替えてみたりもしました。スポーツモード、エコモード、オフモード……と切り替えてすぐ最強のアシスト、スポーツモードに戻しました
人生で初めてアシスト機能が付いている自転車に乗りました!
試乗する前、eバイクを貸していただいたジャイアントストア二子玉川店長の松村さんにモードやギアの切り替えなどの説明をしてもらったのですが、「漕ぐだけじゃない自転車……」と、正直恐れおののいていました。
が、走り始めてみると変速機の切り替えなどの手の動きはほとんど必要なかったので、自転車初心者の私にも簡単に乗れて、かつアシスト機能のサポート感が凄まじく、坂もスイスイ陽気に上れました!
坂道がきつい、というイメージがあり自転車で遠出する勇気が出なかったのですが、eバイクならその心配もなくずっと楽しく乗れるので、自転車初心者の人にとっては特に、自転車を好きになるきっかけになる乗り物だ、と思いました。
 

問・リブ/ジャイアント

(text&photo:江里口恭平、尾崎南、中牟田歩実、南波朋)