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Jプロツアー2019 第7戦・那須塩原クリテリウムで中井唯晶が初優勝

レース
2019Jプロツアー第7戦 表彰式
2019Jプロツアー第7戦 表彰式


栃木ラウンド初日は那須塩原クリテリウム。東北新幹線の駅でもあるJR那須塩原駅前の公道に設定された1周2.1kmのコースを使用してのレースが行われた。

今年はコースが一部変更となり、従来のT字型のコースレイアウトの向きを変えて那須塩原駅により近い場所で折り返す設定となった。1周の距離は200mほど短くなったが、3カ所のヘアピンコーナーによるストップ&ゴーを繰り返すコースの性格はそのままだ。

P1クラスタは27周する56.7km。序盤は各チームが主導権争いをするようにハイペースで進行する。

5周目に設定された1回目の中間スプリントポイントを橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が先頭通過。これをきっかけに、橋本、今村駿介(以上チームブリヂストンサイクリング)、フランシスコ・マンセボ、オールイス・アルベルト・アウラール(以上マトリックスパワータグ)、木村圭佑、中井唯晶(以上シマノレーシング)、阿部嵩之、鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)らを含む14人の集団が先行する。メイン集団はチームブリヂストンサイクリングが牽引して追走。20秒前後まで開いた差を徐々に詰めていく。

10周目、2回目の中間スプリントポイントを再び橋本が先頭通過。11周目、先頭集団の直後にメイン集団が迫ると、今村、オールイス、木村、中井、阿部、鈴木の6人が先行。後続との差は一気に30秒まで開く。

15周目、3回目の中間スプリントポイントは6人の先頭集団の中での争いとなり、オールイスが先頭通過する。

21周目、先頭集団から今村が遅れて5人となる。しかし追走する後続集団も20人以下まで人数を減らして30秒差が縮まる気配はなく、先頭5人の逃げきりが確実となる。

最終周回に入った直後、先頭の5人から木村がアタック。それをオールイスが追い、他の3人が追従する。木村は捕まり、残り200mのスプリント勝負へ。オールイス先頭で最終コーナーを立ち上がるも、後ろから伸びてきた中井が残り100mで抜き、そのまま先頭でフィニッシュ。Jプロツアー初優勝を挙げた。

 
中井唯晶(シマノレーシング)が鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)らを下して優勝
中井唯晶(シマノレーシング)が鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)らを下して優勝


Jプロツアー第7戦
第3回 JBCF 那須塩原クリテリウム
日付:2019年6月8日(土)
開催地・コース:栃木県那須塩原市 那須塩原駅 特設周回コース(2.1km/1周)
距離:56.7km(JPT)、35.7km(F)、42km(E1)、35.7km(E2)、31.5km(E3)


結果 JPT 56.7km
1位 中井唯晶(シマノレーシング) 1時間19分59秒
2位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3位 オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ) +0秒
4位 木村圭佑(シマノレーシング) +4秒
5位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +9秒
6位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +44秒

敢闘賞 オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)

中間スプリントポイント
5周回完了時、10周回完了時 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)
15周回完了時 オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)

Jプロツアーリーダー 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
プロリーダージャージは岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、ネクストリーダージャージは今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
プロリーダージャージは岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、ネクストリーダージャージは今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
スタートゲートの下に揃った選手
スタートゲートの下に揃った選手