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MTBプロライダーの門田基志さんら、自転車活用推進功績者として表彰

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2019年5月20日(月)、国土交通省で自転車活用推進功績者表彰式が行われた。

同表彰は、2017年5月に施行された「自転車活用推進法」に基づき、地域の環境改善や、国民の健康の増進、交通安全など、自転車の活用の推進に関し、特に顕著な功績があると認められる個人または団体を、自転車活用推進本部長(国土交通大臣)が年1回、自転車月間の5月に表彰するもので、今回が2回目となる。

令和元年は2人と4団体が表彰され、式には自転車アンバサダーで、タレントの稲村亜美さんも出席した。受賞者は以下の通り。


自転車活用推進功績者表彰受賞者
・門田基志(かどた・もとし)さん
・矢崎文彦(やざき・ふみひこ)さん
・有限会社京都サイクリングツアープロジェクト(京都府京都市)
・東日本旅客鉄道株式会社千葉支社(千葉県千葉市)
・特定非営利活動法人ポロクル(北海道札幌市)
・一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン(東京都新宿区)

 

門田基志さん

石井国土交通大臣(右)から表彰状を受け取る門田さん。大臣の後ろには自転車アンバサダーの稲村さん。
石井国土交通大臣(右)から表彰状を受け取る門田さん。大臣の後ろには自転車アンバサダーの稲村さん。


MTBのプロライダーである門田さんは、「サイクリングしまなみ」等愛媛県内における多くのサイクリングイベントの企画・運営に尽力しているほか、県域を越えたサイクルツーリズムの振興や交通安全教育等、「サイクリングアイランド四国」の実現に尽力。表彰式の前日までガイドとして外国人と一緒に四国一周を走っており、「四国は元々遍路で1200年の歴史があるところで、沢山の旅人を受け入れてきた土地。それを代々受け継いでいて、旅人に優しく、扱い慣れている。欧米人などは結そういう交流や文化を好む」と話した。

矢崎文彦さん

表彰状を持つ矢崎さん。98歳にして現役のサイクリストで、東京葛飾バイコロジー協会を設立し、自転車の安全利用や普及促進に尽力。年齢を聞いて石井大臣は驚いていた
表彰状を持つ矢崎さん。98歳にして現役のサイクリストで、東京葛飾バイコロジー協会を設立し、自転車の安全利用や普及促進に尽力。年齢を聞いて石井大臣は驚いていた

京都サイクリングツアープロジェクト

京都サイクリングツアープロジェクトはレンタサイクル店。他に先駆けて京都市内におけるサイクリングツアーを旅行業者と連携して企画、展開し、サイクルツーリズムを通じて、京都の魅力を幅広く世界に発信
京都サイクリングツアープロジェクトはレンタサイクル店。他に先駆けて京都市内におけるサイクリングツアーを旅行業者と連携して企画、展開し、サイクルツーリズムを通じて、京都の魅力を幅広く世界に発信

東日本旅客鉄道株式会社千葉支社

B.B.BASEを導入、運行し、サイクルツーリズムの振興に貢献している東日本旅客鉄道株式会社千葉支社。支社長の西田直人(にしだ・なおと)さんは、「色々な人と組んで、色々な企画をもっともっと増やしていきたい。今もトライアスロンなどの大会があった時の専用列車としても運行しているが、様々な可能性を探っていきたい」と今後について話した。

 

ポロクル

ポロクルは、北海道で、シェアサイクル事業を通じて市民や観光客の行動の範囲拡大や促進を図り、地域活性化に貢献
ポロクルは、北海道で、シェアサイクル事業を通じて市民や観光客の行動の範囲拡大や促進を図り、地域活性化に貢献

ルーツ・スポーツ・ジャパン

全国横断型のサイクルイベント「ツール・ド・ニッポン」を主催するなど、通年での観光客誘致のために動いているルーツ・スポーツ・ジャパン。代表取締役の中島祥元(なかしま・よしもと)さんは、「まだ何も成し遂げられてないのに受賞したのはすごく恐縮。ツール・ド・ニッポンを全国の自治体で一緒にやっているので、各地の自治体と一緒に受賞させて頂いたと思っている。サイクルツーリズムで地域活性化というビジョンでやっているが、まだまだ全然達成できていない。やるべきことは沢山あるので、この賞に恥じないように、ちゃんと成果を挙げていきたい」と感想を述べた。