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Jプロツアー2019 第6戦・宇都宮クリテリウムは小野寺玲が2連覇

レース
2019Jプロツアー第6戦 表彰式
2019Jプロツアー第6戦 表彰式


宇都宮ラウンド2日目は、今年6回目の開催となる「宇都宮クリテリウム」。宇都宮市東部に位置する清原工業団地の公道に設定されたコースを使用してのレースだ。天気は晴れ。前日に比べれば約6℃低い21℃の最高気温だったものの、Jプロツアーがスタートした午後は日差しが強まり、暑さを感じる1日となった。

レースは1周3kmのコースを20周する60km。3周目、入部正太朗、木村圭佑らシマノレーシング4人と、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、下島将輝(那須ブラーゼン)、橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)、畑中勇介(チーム右京)らを含む12人の逃げ集団が形成される。メイン集団は佐野淳哉(マトリックスパワータグ)の牽引からキナンサイクリングチームのコントロールに移り、30秒前後の差で逃げ集団を追従する。

10周を終了してレースが後半に入ると逃げ集団とメイン集団との差は縮まり始め、宇都宮ブリッツェンやチームチームブリヂストンサイクリングなどが集団牽引に加勢し始める。差は一気に縮まって逃げを吸収。入部と畑中の2人が粘って逃げ続けるも、15周目までに吸収されて集団はひとつになる。

その後は各チームが隊列を組んでの主導権争いとなり、集団はひとつのまま最終周回へ。前日優勝の今村駿介を筆頭にチームブリヂストンサイクリングのメンバーが先頭に集まり、スプリント勝負に向けての体勢を整えて残り1kmを過ぎる。

そこから宇都宮ブリッツェン勢が前に出てきて集団先頭を奪い、残り200mの最終コーナーへ。チームメイトの鈴木龍の後ろから小野寺玲がスプリントに入り、後ろから迫るチームブリヂストンサイクリング勢を抑え、「オノデライダーポーズ」を決めてフィニッシュ。昨年に続き宇都宮クリテリウム2連覇を達成した。

 
新作「オノデライダーポーズ」を決めた小野寺玲
新作「オノデライダーポーズ」を決めた小野寺玲


Jプロツアー第6戦
第6回JBCF宇都宮クリテリウム
日付:2019年5月12日
開催地・コース:栃木県宇都宮市 清原工業団地内(3km/周・右回り)
距離:60km(JPT)、27km(F)、30km(E1)、27km(E2)、18km(E3)


結果 JPT 60km
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間18分53秒
2位 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒
3位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒
4位 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒
5位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +0秒
6位 大久保陣(KINAN Cycling Team) +1秒


敢闘賞 入部正太朗(シマノレーシング)


中間スプリントポイント
5周回完了時 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
10周回完了時 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
15周回完了時 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)


Jプロツアーリーダー 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
プロリーダージャージの岡篤志(宇都宮ブリッツェン・写真右)と、ネクストリーダージャージの今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling・写真左)
プロリーダージャージの岡篤志(宇都宮ブリッツェン・写真右)と、ネクストリーダージャージの今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling・写真左)
青空が広がった宇都宮クリテリウム会場
青空が広がった宇都宮クリテリウム会場