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Jプロツアー2019 第3戦・西日本ロードクラシックでアウラールが今季2勝目

レース
2019Jプロツアー第3戦 表彰式
2019Jプロツアー第3戦 表彰式


Jプロツアー第3戦は、今年最初の最上位レースグレード「プラチナ」のレース。距離は1周12.3kmの広島中央森林公園を12周する147.6kmを走る長丁場のレース。

1周目、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、安原大貴(マトリックスパワータグ)、入部正太朗(シマノレーシング)、平塚吉光、徳田優(以上チームブリヂストンサイクリング)、豊田勝徳(イナーメ信濃山形)の6人が先行。3周目に豊田が遅れるものの、最大で1分35秒差をつける。

メイン集団は地元チームのVICTOIRE広島がコントロール。5周目、パンクにより阿部が先頭集団から遅れると、宇都宮ブリッツェンがメイン集団のコントロールに加勢。差は一気に縮まり、6周目に先行していた4人を吸収する。その直後、オールイス・アルベルト・アウラール、ホセ・ビセンテ・トリビオ(以上マトリックスパワータグ)、木村圭佑(シマノレーシング)、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)らを含む10人が新たな先頭集団を形成する。

7周目、先頭集団に平塚しか送り込めていなかったチームブリヂストンサイクリングがメイン集団を牽引して追走。1分まで開いていた差を一気に縮め、先頭集団の直後まで迫る。そこから石橋学(チームブリヂストンサイクリング)、メイン集団に戻っていた入部らが先頭集団に合流し、11人の先頭集団が再構成される。メイン集団との差はその後2分まで広がる。

残り2周、トリビオとアウラールがペースアップすると先頭集団は崩壊。さらにアウラールが展望台への登りでアタックすると、トリビオ、入部、木村、岡、平塚、石橋の7人が残る。最終周回に入ってもアウラールの攻撃は続き、追従出来たのは岡だけ。そして残り4kmからの三段坂でアウラールが岡を振り切って独走。そのままフィニッシュに駆け込み、今季2勝目を挙げた。

 
オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)が西日本ロードクラシックを制する
オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)が西日本ロードクラシックを制する


2019 Jプロツアー第3戦
第53回JBCF西日本ロードクラシック 広島大会
日付:2019年4月21日(日)
開催地・コース:広島県三原市 広島県中央森林公園サイクリングコース(12.3km/1周)
距離:147.6km(P1)、36.9km(JYT)、49.2km(E3)

P1クラスタ 147.6km
1位 オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ) 3時間41分53秒
2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +13秒
3位 平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング) +58秒
4位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +58秒
5位 木村圭佑(シマノレーシング) +1分0秒
6位 入部正太朗(シマノレーシング) +1分1秒


中間スプリントポイント賞
3周回終了時 平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング)
6周回終了時 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
9周回終了時 鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)


プロツアーリーダー:オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)
ネクストリーダー:織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
プロリーダージャージはオールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)
プロリーダージャージはオールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)
Jプロツアー第3戦 スタート
Jプロツアー第3戦 スタート