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サイクリストのためのマンション!? ルブリカントアラカワベース

その他
江東区南砂町に完成した11階建ての新築マンションがある。その名も「ルブリカントアラカワベース」。サイクリストなら「ん?ルブリカント?なんかメンテナンスするの?」となるだろう。

そう、このマンションは普通のマンションではない。サイクリスト、自転車乗り、自転車好きのために設計されたマンションなのだ。全ての機能は「サイクリストが快適に生活するには何が必要なのか」を考えて作られている。

まずはその立地。葛西橋通りに面しており東京の東側に住んでいるサイクリストにはお馴染みのサイクリングスポットである荒川までわずか数百mだ。

 






建物自体の設備はどうか。エントランスはもちろんバイクを押したまま入ることができる。オートロックを解除してエレベーターへ。このエレベーターも奥行きが長いので、自転車を立てたりせずに一緒に乗り込むことができる。38戸ある部屋は全室ワンルームで専有面積は25.19㎡。エレベーターを降りて部屋へ。愛車を室内保管することを前提として設計されているので、玄関も段差がない。室内の壁面には最初からミノウラ製の特注バイクラックが据え付けられており、2台分のラックが用意されている。壁面はマグネットが付くようになっており、マグネットフックを使えばヘルメットやウエア、工具を掛けておくこともできる。

 
エントランス壁面。まるで自転車カフェかのよう
エントランス壁面。まるで自転車カフェかのよう
エントランスはオートロックの自動ドア。バイクを持ったまま入れる
エントランスはオートロックの自動ドア。バイクを持ったまま入れる

共用スペースも充実している。1階にはトレーニングルーム。ローラー台を置いて室内トレーニングができるようになっている。扇風機も備わっているのでハードなメニューもこなすことができる。そして大型液晶テレビも備え付けてあり、ズイフトなどのオンライントレーニングも可能。1台はマンションの備品として常時置かれる予定とか。

その横にはメンテナンススペースが。プロショップにあるような、パークツールの工具が一式そろう。裏口を出ると洗車スペースもある。とはいえ、自分でメンテナンスするのは不安という人には嬉しいサービスがある。東京都江東区木場にある自転車ショップ「吉田ルーム」とこのマンションは提携しており、入居者なら誰でもメンテナンスを依頼することができるのだ。

2階にはコミュニティラウンジが。大画面テレビが置いてあり、Jスポーツの中継を見ることができる。これら全て、入居者なら自由に使うことができるという、まさにサイクリストのためのマンションなのだ。

 
部屋の一例。シングルベッドにテーブル。そしてバイクラック。クローゼットは写真左手にある
部屋の一例。シングルベッドにテーブル。そしてバイクラック。クローゼットは写真左手にある
玄関から室内までフラット。自転車が通る部分は床材も変えてある
玄関から室内までフラット。自転車が通る部分は床材も変えてある
エレベーターは奥行きが2mあるので、自転車を立てずに入ることができる。高層階に住んでいてもラクに自転車を下ろせる
エレベーターは奥行きが2mあるので、自転車を立てずに入ることができる。高層階に住んでいてもラクに自転車を下ろせる

充実した共用スペース

1階にあるトレーニングスペース。インドアトレーニングには欠かせない扇風機も備わる
1階にあるトレーニングスペース。インドアトレーニングには欠かせない扇風機も備わる
2階にあるコミュニティラウンジでは、Jスポーツが流れるテレビが。入居者同士で声をかけあって観戦できる
2階にあるコミュニティラウンジでは、Jスポーツが流れるテレビが。入居者同士で声をかけあって観戦できる
メンテナンススペースには必要な工具がずらりとそろう
メンテナンススペースには必要な工具がずらりとそろう
建物裏手にある洗車スペース
建物裏手にある洗車スペース



建物名に潤滑油を意味する「ルブリカント」と付けたのは、入居者であるサイクリスト同士の潤滑油になりたいという思いが込められている。ちなみにスポーツバイクを持っていなくても入居は可能だ。これからスポーツバイクをはじめてみたい、レース観戦が好きだという人にも興味をそそられる物件ではないだろうか。


 

物件概要

LUBRICANT ARAKAWA BASE / ルブリカント アラカワ ベース

所在地:東京都江東区東砂7-11-16

交通:東京メトロ東西線「南砂町」駅徒歩14分

構造・規模:鉄筋コンクリート造地上11階建

総戸数:38戸

間取り:1R

専有面積:25.19㎡

家賃:10万1500円~10万9500円

管理費:1万5000円





問ルブリカントアラカワベース