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ピナレロが初の電子制御フルサスロード「ドグマ FS」をパリ・ルーべに投入

新製品
ピナレロは、新しい電子制御アクティブサスペンションを前後に搭載したロードバイク「DOGMA FS(ドグマ FS)」をパリ・ルーべ2019に投入すると発表した。

ドグマ FSは、パリ・ルーべのような石畳で荒れた路面でも無敵のピナレロハンドリングと最高のレースパフォーマンスを発揮。そのフレームとフォークは、電子制御アクティブサスペンションと統合するため、完全に新しくデザインされた。

新しいDSAS(DOGMA SMART ADAPTIVE SYSTEM)は、バイクの安定性を高めるため、フロントとリアの電子制御アクティブサスペンションシステムを統合し、フレーム剛性を自動調整する。様々な路面状況に応じてサスペンションの挙動を自動的に調整、ロックやアンロックも制御し、滑らかな路面では最大の剛性と走行性能を、でこぼこした路面ではトルクフルな走りを実現するため最大限のトラクションを確保する。


 


フロントサスペンションは金属製のコイルスプリングを中心としたシステム。 ダンピングは、サスペンションの状態を走行状況によってロックとアンロックを電子的に自動制御する。ロック状態では平滑なアスファルト路面で最高の剛性と動力伝達を可能にした。

リアサスペンションは、ドグマ K10-S eDSSで実績のある電子制御アクティブサスペンションシステムを組み込んでいる。前後のサスペンションは、サスペンション制御アルゴリズムを実行するCPUにより完全に制御。ジャイロスコープや加速度計からデータを収集して道路の状態を識別し、サスペンション自体の状態を変えることができる。ライダーインターフェイスにより、マニュアル操作で動作を制御することも可能。

DSASシステムは、路面からの振動を平均42%吸収。これは快適さと安定性の向上に直結する。 チームスカイは、パリ・ルーベの有名な石畳セクション「Carrefour de l'Arbre」でスタンダードなロードバイクとドグマ FSを比較した。その結果、ドグマ FSは、スタンダードなロードバイクに対して2kmの石畳区間で15秒のタイム差を稼ぐことができた。

 


Pinarello Dogma FS(ピナレロ・ドグマ FS)
フレーム:Carbon Torayca T1100 1K Dream Carbon with Nanoalloy Technology Asymmetric Frame
フォーク:ONDA with ForkFlap(TM)
サイズ:530, 550, 560, 575

Think2 System with E-Link(TM) 
ICRTM Internal Cable Routing
Drop in Bearing System 1” 1/4 - 1”1/2
Italian thread BB
Seatclamp TripleForce
3XAirTM two positions available for the second bottle Dogma Smart Adaptive System
FlatBack Profile
Max Tyre 700x28mm

※現時点で価格やカラーなどは未定。後日改めて発表します。

ピナレロ・ジャパン


*サイスポ・ニュース:パリ〜ルーベ2019の招待チーム発表