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UCIワールドツアーのドワールス・ドール・ブラーンデレンでM・ファンデルプールが初優勝!

レース
(©Bettiniphoto)
(©Bettiniphoto)
 
ロンド・バン・ブラーンデレン開催直前の4月3日に、ベルギー北部フランダース地方で第74回ドワールス・ドール・ブラーンデレンが開催され、オランダチャンピオンのマテュー・ファンデルプール(コレンドン・シルキュス)が、小集団でのゴールスプリントを制して初優勝した。

2位はフランスのアントニー・テュルジス(ディレクトエネルジー)、3位はルクセンブルクチャンピオンのボブ・ユンゲルス(ドゥクーニンク・クイックステップ)だった。

ファンデルプールは3日前に開催されたヘント~ウェヴェルヘム2019で、UCIワールドツアーのレースを初めて走ったばかりだった。彼はそこで集団ゴールスプリントを競い、4位になっていた。
 
 
昨年はスタートから冷たい雨のレースになり、今年も天気予報では同じような“フランダース天気”になるはずだったが、予報ははずれ、気温は6℃だが曇り空から時折太陽が顔を出す一日になった。

レース序盤に8人が逃げ出す展開になったが、同時開催していた女子レースで落車が相次いだ影響で、ゴールまで残り80kmを切った時点でレースが一時中断するハプニングがあった。

ゴールまで残り64kmのクノックトベルフで、集団からファンデルプールがアタックし、テュルジス、カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)、イバン・ガルシア(バーレーン・メリダ)、ドリス・デボント(コレンドン・シルキュス)と共に2分半先行する8人を追った。

先頭からはターイエンベルフでネルソン・オリヴェイラ(モビスターチーム)がアタックし、独走を開始。ファンデルプール、テュルジス、ガルシアの3人は先行するグループに追いついた。この追走グループに、集団からユンゲルスとティシュ・ベノート(ロット・スーダル)が合流した。

ゴールまで残り25kmで、追走グループからオーストリアチャンピオンのルーカス・ポストルベルガー(ボーラ・ハンスグローエ)がアタックし、先頭のオリヴェイラに追いついたが、ここでオリヴェイラはパンクに見舞われて止まってしまった。

最後はポストルベルガー、ファンデルプール、テュルジス、ユンゲルス、ベノートの5人になった。ゴールスプリントで最初にスパートしたのはテュルジスだったが、その後方に付いたファンデルプールがあっさり抜き去り、今季ロードレースで3勝目を手中に収めた。
 

■UCIワールドツアーのレースで初優勝したファンデルプールのコメント
「とてもいい気分だ。日曜日のヘント~ウェヴェルヘムは初めて長距離のレースを走ったのに、本当に調子が良かったから、今日はチャンスがあると思っていた。アタックしたのは計画にはなかった。それは他の選手ので、確かガルシアが行って、ボクはそれに乗ったのさ。

(初めてのUCIワールドツアーでの勝利は)もちろん初めてというのは忘れがたいものになるだろう。特別なんじゃないかな。大きなレースでも小さなレースでも勝った時の気分は同じものなのさ」
 
女子レースはエレン・ファンダイク(右)が優勝。男女ともオランダ人選手が制した 
女子レースはエレン・ファンダイク(右)が優勝。男女ともオランダ人選手が制した 
 
■第74回ドワールス・ドール・ブラーンデレン(フランダース横断レース)結果
[4月3日/UCIワールドツアー/ベルギー/182.8km]

1. VAN DER POEL Mathieu (CORENDON - CIRCUS / NED) 4:05:54
2. TURGIS Anthony (DIRECT ENERGIE / FRA) 
3. JUNGELS Bob (DECEUNINCK  -  QUICK - STEP / LUX) 
4. PÖSTLBERGER Lukas (BORA - HANSGROHE / AUT) 
5. BENOOT Tiesj (LOTTO SOUDAL / BEL) 
6. ROWE Luke (TEAM SKY / GBR) 00:18
7. VAN POPPEL Danny (TEAM JUMBO - VISMA / NED) 00:19
8. LAMPAERT Yves (DECEUNINCK  -  QUICK - STEP / BEL) 00:19
9. LAPORTE Christophe (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / FRA) 00:19
10. HAUSSLER Heinrich (BAHRAIN - MERIDA / AUS) 00:19

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