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ピナレロのシクロクロスモデル「クロシスタ+」「クロシスタ」発表

新製品
ピナレロがシクロクロスモデル「CROSSISTA+(クロシスタ プラス)」「CROSSISTA(クロシスタ)」を発表した。

ピナレロは新しいクロシスタ・プロジェクトに取り組むにあたって、すでにある最新のバイクを改善するだけではなく、最高のバイクを作る事を目標とした。そのため、以前のFCXから全ての面で改良された全く新しいバイクを作り直すことにした。

最高のシクロクロス体験を得るために人間工学を用いて、スピード、応答性、快適性を常に念頭に置き、軽さやデザインと言った面でも注意を払った。人間工学はプロジェクトの重要なポイントの一つ。クロシスタシリーズでは「Design for CYCLOCROSS」というコンセプトの元、扱いやすさに重点を置いて開発した。

 

CROSSISTA+(クロシスタ プラス)


CROSSISTA+(クロシスタ プラス)
フレームセット価格:54万円(税抜)
カラー:451 カーボンマット
フレームサイズ:49 , 50.5 , 52 , 54 , 56 , 58 (cm)

フレーム:TORAYCA T1100 1Kカーボン
アシンメトリックフレーム
イタリアンBB
ヘッドセット:Drop-Inベアリングシステム(1-1/8" - 1-1/2")
Hold On Shoulder トップチューブ
フレックスステイ
デディケイテッドONDAフォーク
エアロシートポスト
FSCシートクランプ
Think2システム
インターナルケーブルルーティング
Flatbackプロファイル
E-Link
フラットマウントディスクブレーキ台座(最大ローター径160mm)
フロントアクスル Φ12x100mm (シマノ準拠)
リヤアクスル Φ12x142mm(シマノ準拠)
UCI approved
※2019年2月頃より出荷開始予定

CROSSISTA(クロシスタ)


CROSSISTA(クロシスタ)
フレームセット価格:38万円(税抜)
R8000アルテグラ完成車価格:53万円(税抜)
カラー:448 カーボンマット , 449 ホワイト/カーボン , 450 カーボン/レッド
フレームサイズ:49 , 50.5 , 52 , 54 , 56 , 58 (cm)

フレーム:T700 UDカーボン
アシンメトリックフレーム
イタリアンBB
ヘッドセット:Drop-Inベアリングシステム(1-1/8" - 1-1/2")
Hold On Shoulder トップチューブ
フレックスステイ
デディケイテッドONDAフォーク
エアロシートポスト
FSCシートクランプ
Think2システム
インターナルケーブルルーティング
Flatbackプロファイル
E-Link
フラットマウントディスクブレーキ台座(最大ローター径160mm)
フロントアクスル Φ12x100mm (シマノ準拠)
リヤアクスル Φ12x142mm(シマノ準拠)
UCI approved
※2019年2月頃より出荷開始予定

 


●ホールドオンショルダートップチューブ
シクロクロスでは度々肩へバイクを担ぐことがある。担ぎやすさはライダーの負担を軽減する事にも繋がるので、担いだ時に肩への負担を減らすような非対称形状のトップチューブを設計した。

●シートクランプ
シクロクロスでは砂利や泥による汚れが避けられないので、DOGMAタイプのシートクランプではなく、PRINCEやGANに使われているタイプの物が採用されている。しかし、シクロクロスは一般的なロードバイクと比べて大きな負荷が掛かるので、クランプ面積を42%増した新しいFSCシートクランプが開発された。この新しいシートクランプは新しいくさび形状によりシートポストをより強力に固定できる。

●オーバーサイズタイヤクリアランス
BB周辺への泥詰まりを避けるため、チェーンステーとタイヤのクリアランスを大きめにとっている。シクロクロスの規定では33mm幅までのタイヤ使用が認められているが、規定に縛られない場合は42mm幅までのタイヤを装着することが可能。

●ケーブルルーティング
ブレーキホースとシフトケーブルは完全にフレームへ内蔵される。これは泥や埃からコンポーネントの機能を守るためのデザイン。

●Flesステイ&ONDAフォーク
シクロクロスでは不整地路面を走行するため、ライダーへ伝わる振動は大きくなる。CROSSISTA+/CROSSISTAでは振動吸収性能を高めるためにグランフォンドバイクのDOGMA K10で使われているFlexステイデザインを採用している。またフロントフォークは、専用設計の50mmオフセットを持ったONDAフォークにより安定性や快適性を高めている。

●シートポスト
シートポストもDOGMA K10譲りの振動吸収に優れたFlexタイプでライダーのストレスを軽減する。

●エアロダイナミクスデザイン
近年シクロクロスレースのスピードは増しており、空力特性は重要度を増している。そのためDOGMAで培われたエアロダイナミクスデザインの一部をCROSSISTA+/CRROSSISTAへ採用している。ダウンチューブはFlatbackプロファイルで、UCIの規定をクリアしつつ低い空力抵抗を実現した。

●アシンメトリックフレームデザイン
ピナレロフレームの特徴であるアシンメトリック(左右非対称)デザインは、もちろんこのCROSSISTA+/CROSSISTAでも採用されている。右側のチェーンステーはタイヤクリアランスの確保のために左側と比べて下方へオフセットされており、ドライブトレイン側のパワーロスを減らすためにサイズも大きくなっている。前述の通りトップチューブについても担ぎやすさを考えた非対称形状となっている。

●サイズ
ピナレロではあらゆるライダーに最適なバイクを提供するため"Made4You"コンセプトをCROSSISTA+/CROSSISTAにも適応している。フレームサイズは6種類用意されるが、ただサイズを変えているわけではなく、それぞれのサイズごとに設計されている。大きなサイズでは特にコーナリング時の乗り方やフレームへの力の掛かり方が大きく異なるので、ジオメトリや構造の設計でこれらの問題が考慮されている。

 


問:ピナレロ・ジャパン