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2020東京五輪タイムトライアルコース発表 過酷なアップダウン

レース
東京五輪の個人タイムトライアル男子、女子のコース。およびパラリンピックのロードレースコース、タイムトライアル、チームリレーのコースが発表された。

男子は富士スピードウェイをスタートフィニッシュとし、サーキット周辺を含む1周22.1kmのコースを2周する44.2km。女子は同じコースを1周する22.1kmで争われる。

起伏の多い地形で構成されたコースで男子コースの獲得標高は約846m、女子はその半分の約423mとなる。プロフィールマップを見ると、ほとんどアップダウンしかない厳しいコースだ。

2、3パターン出した候補のなかから選ばれたこのコースは、すべての選手に対して公平に実力を示し合うことができることが重視された。富士スピードウェイをスタートして下り基調で5kmほど走ると10km地点まで上り区間が登場し、約220m上る。そこから再び富士スピードウェイに向かって下り、サーキットの周回に入る。



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2013年の立候補案では皇居スタート、武蔵野の森フィニッシュだった。これをベースにロードコースが計画されていたが、2018年の2月にUCIから富士山など日本らしい景観を含む、厳しい山岳コースにしたいとう要望が出た。そのほうが世界中のロードレースファンに楽しめるということで、武蔵野の森スタート富士スピードウェイゴールになった。

タイムトライアルについても、ロードレースのコース変更とともに富士スピードウェイでスタート、フィニッシュするということになった。男子40人、女子20人が90秒間隔でスタートしていく。


 
男子個人タイムトライアルコース。44.2km
男子個人タイムトライアルコース。44.2km
女子個人タイムトライアルコース。22.1km
女子個人タイムトライアルコース。22.1km

パラリンピックコースも決定

パラリンピックロードレース。オリンピックとちがって富士スピードウェイの周回は反時計回りに走る
パラリンピックロードレース。オリンピックとちがって富士スピードウェイの周回は反時計回りに走る
パラリンピックロードレースは、同じく富士スピードウェイをスタートフィニッシュとして周辺道路を使った13.2kmのコースを男子女子ともに使用する。クラス(B、H1-5、T1-2、C1-5)によって周回数は異なる。

タイムトライアル、チームリレーは富士スピードウェイ内のみのコースだ。

 
パラリンピックタイムトライアルコース
パラリンピックタイムトライアルコース
パラリンピックミックスチームリレーコース
パラリンピックミックスチームリレーコース