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Jプロツアー2018 第18戦・秋吉台カルストロードレースは増田成幸が優勝

レース
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が5月の宇都宮ロードレース以来の優勝
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が5月の宇都宮ロードレース以来の優勝


Jプロツアーの2018年シーズンは終盤戦。第18戦は山口県の秋吉台を舞台とした秋吉台カルストロードレース。大会名通り、カルスト地形の中を通る「カルストロード」を組み込んだ1周29.5kmのコースは、国内有数のロケーションを誇る。そして残り1kmからフィニッシュまで続く登りは、このコースをさらに厳しいものとしている。

P1クラスタは5周する 147.5km。リアルスタート直後からのアタック合戦の中から、中田拓也(シマノレーシング)が単独で抜け出す。集団との差は2分まで開くものの、2周目後半には吸収される。その後10人ほどが先行する場面もあったものの、集団が吸収。この時点で先頭集団は30人ほどに絞られる。

3周目、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が独走で先行。これを追って増田成幸、岡篤志(以上宇都宮ブリッツェン)、米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing Team)、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ )、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が追走する。さらに後方から合流して10人以上になった集団は雨澤を吸収。そのカウンターで増田、岡、米谷の3人が抜け出す。

約30秒差をつけて均等に先頭交代しながら逃げていた3人だったが、足がつった岡が遅れる。それを気遣った増田も遅れ、米谷が単独で先行して最終周回に入る。その後増田は単独で米谷を追走して再び合流。さらに後方集団から単独で追走した才田直人(LEOMO Bellmare Racing Team)が合流し、3人での勝負となった。

残り1kmからの上り、米谷が遅れて増田と才田の勝負に。残り300m、背後から仕掛けた増田に才田は反応できず、増田が先着。5月の宇都宮ロードレース以来となる今期2勝目を挙げた。

 
Jプロツアー表彰台。山口名産のふぐを含む副賞がたくさん贈られた
Jプロツアー表彰台。山口名産のふぐを含む副賞がたくさん贈られた
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、ピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、ピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)


Jプロツアー第18戦
第2回JBCF秋吉台カルストロードレース
日付:2018年9月15日
開催地・コース:山口県美祢市 Mine秋吉台ジオパークセンターkarstar前をスタート・ゴールとする周回コース(29.5km/一周)
距離:147.5km(P1)、29.5km(F)、59.0km(E)


結果 P1クラスタ 147.5km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 3時間51分34秒
2位 才田直人(LEOMO Bellmare Racing Team) +8秒
3位 米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing Team) +19秒
4位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +4分21秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ ) +4分37秒
6位 岡 泰誠(イナーメ信濃山形) +4分46秒


Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)


周回賞 1回目 中田拓也(シマノレーシング)、2回目 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
チーム賞 宇都宮ブリッツェン


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
山口マツダ提供のマツダ・アテンザを先頭にパレード走行する集団
山口マツダ提供のマツダ・アテンザを先頭にパレード走行する集団