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ツアー・オブ・シンタイ2018はNIPPO・ヴィーニファンティーニのチーマが総合優勝

レース
9月3日(月)から5日(水)までの3日間にわたり中国・河北省にて開催されたツアー・オブ・シンタイ(UCIアジアツアー2.2)。5日に開催された最終ステージは、150kmの平坦ステージとなっており、第1ステージで区間優勝を挙げ、個人総合リーダージャージを着用するダミアーノ・チーマ擁するNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、チーマのジャージを守ること、また日本人選手の区間成績を狙ってのスタートとなった。

レースは序盤よりアタックが頻発し、集団は終始ハイペースで100km地点まで進んでいく展開に。アタックには内間やマランゴーニが反応し、吉田と岡本は少人数の逃げに入るべく動いていったが、なかなか決定的な動きにはならず。終盤を迎えると、一時、総合2位の選手が先行する危険な展開もあったが、最後は集団ゴールスプリントとなり、チーマが区間2位、吉田が8位、岡本が12位と続いた。

チーマは個人総合優勝、ポイント賞を獲得。日本人選手の上位入賞という目標は達成できなかったが、チームは調子を上げながら、8日からのツアー・オブ・チャイナ1(UCIアジアツアー2.1)に臨む。

 


またチームが参戦する予定だった9月7日(金)からのツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)は、6日未明に発生した胆振地方中東部を震源とする地震の影響により中止が決定した。 


NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ出場選手
吉田隼人
内間康平
岡本隼(※トレーニー)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
監督: 福島晋一 


Tour of Xingtai
開催期間/2018年9月3日(月曜日)〜9月5日(水曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.2
開催国/中国
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ハッシュタグ #TourofXingtai #TOX2018

9月3日 第1ステージ Qilihe Sports Park-Yegoumen Reservoir 123km
9月4日 第2ステージ Qilihe Sports Park-The venue of the Conference of Tourism  125km
9月5日 第3ステージ Qilihe Sports Park 173km 

 

ダミアーノ・チーマのコメント

平坦なステージながら、いくつものアタックがかかりハイスピードで進行する厳しいステージだった。チームメートの献身的な走りのおかげで、総合リーダージャージとポイント賞ジャージ、2枚のジャージを獲得できたので、とても感謝している。最終日のスプリントでは勝利にわずかに届かなかったが、この結果に満足しているし、毎日、ハードに戦うことができた。明日はツアー・オブ・チャイナに向けて長い移動となるが、しっかりと休んで次戦に備えたい。
 

吉田隼人のコメント

少人数の逃げ集団を狙ってスタートした。 今日はアタック合戦が100km以上も続きハードなステージとなった。 終盤には、総合2位の選手に先行されるも、他チームと協力しローテーション。 その時もずっと今日のステージで勝つことを意識して走った。 スプリントの位置取りでは、ゴールまで2kmの右コーナーを曲がってからダミアーノ選手と反対側で岡本選手とスプリントを開始した。 自分がスプリントを開始したいポイントよりも遅くなってしまった悔しさは残るが、集団スプリントになった際には最低限今日ぐらいの走りをすることで、必ず勝てる時がくることを信じて次のレースも走りたい。 応援ありがとうございました。
 

内間康平のコメント

逃げに吉田、岡本が入ればチームとしても良い展開を迎えれる。 そう考えてスタートした最終ステージは平均スピード48km/hとハイスピードで進んだ。 ひたすら繰り返されるアタック。 自分はマンザナの山岳賞ジャージをひたすらマーク。 自分でもうんざりする程のマークだったので、かなりのストレスだったと思う.... 。最終局面では総合2位の選手が先行したが、マンザナと協力し吸収。 ゴールスプリントでチーマが2位に入り、個人総合優勝を果たした。 チームとしては最高の結果! しかし、初日のチャンスを逃したのは自分としても非常に悔しい思いが残った。
 

岡本隼のコメント

昨日の屈辱を晴らすべく臨んだ第3ステージ。 有力選手のアタックに反応し逃げに乗り、先行し脚を溜めておくという作戦だった。 有力選手のアタックに対応するも決定的な逃げが決まらず、100キロ以上のアタック合戦が続いた。 レース後半の総合2位の選手が先行した場面では、チーム一丸となって協力し差を詰めた。 しかしながらこれを理由にゴールスプリントを疎かにする事は考えず、自分は今回スプリンターとして走っているという自覚を持ち、ゴールスプリント前で吉田選手を牽引した。 結果としてチームとしては個人総合優勝を守り抜き、最高の結果で終える事ができたが、スプリントでの日本人選手のUCIポイント獲得はできず残念だ。 レースを重ねる度にコンディションは確実に上がっているので、自信を持って次戦に臨みたい。 
 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ
今後のレーススケジュール(予定)   
     
9月8日〜15日    Tour of China I    中国    アジアツアー2.1    
9月15日    Coppa Agostoni - Giro delle Brianze    イタリア    ヨーロッパツアー1.1    
9月16日    100° Coppa Bernocchi - 43° GP BPM    イタリア    ヨーロッパツアー1.1    
9月17日〜23日    Tour of China II    中国    アジアツアー2.1  
9月18日、19日    Giro della Toscana    イタリア    ヨーロッパツアー2.1    
9月20日    Coppa Sabatini    イタリア    ヨーロッパツアー1.1    
9月22日    Memorial Marco Pantani    イタリア    ヨーロッパツアー1.1    
9月23日    Trofeo Matteotti    イタリア    ヨーロッパツアー1.1 

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