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アジア競技大会2018 自転車トラック競技・男子オムニアムで橋本英也が金メダル獲得!

レース
第18回アジア競技大会・第13日目(30日)自転車トラック競技・男子オムニアムで橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が金メダルを獲得。2014年仁川大会に続く二連覇を達成した。

オムニアムは1日に4種類のレース(スクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレース)を走り、最終的な獲得ポイントで争う競技。橋本はスクラッチ8位、テンポレース2位、エリミネイション1位の暫定1位で最終種目のポイントレースに挑み、ポイントレースでは終盤に香港に逆転されながらも落ち着いたレース運びでポイント獲得を重ね、再び首位に立ち、2位のLEUNG Chun Wing(香港)に5ポイント差で優勝した。

同日に開催された男子スプリントでは、深谷知広(日本競輪選手会愛知支部)が準決勝を勝ち上がり、決勝でリオ五輪ケイリンの金メダリストであるAWANG Mohd Azizulhasni(マレーシア)と対戦したが、二本先取される形で敗退。銀メダル獲得となった。

スプリントはタイムトライアル方式の予選を経て、本戦ではトーナメント方式で2選手がトラックを3周走り、フィニッシュの着順を競い合う競技。準々決勝からは同じ相手と最大3回対戦し、先に2回勝利した選手が勝ち上がる。


 
自転車トラック競技・男子オムニアム表彰式
自転車トラック競技・男子オムニアム表彰式
エリミネイション
エリミネイション
テンポレース
テンポレース



●橋本英也のコメント
最初のスクラッチは8位と良くないスタートだったが、スクラッチでは強い選手がわかっているので、彼らに先行されないよう気をつけていた。その後のテンポレース、エリミネイション、ポイントレースと自分らしく走ることができ、優勝することができた。最後のポイントレースでは、2位と4ポイント差、思っていたより少ないポイント差からのスタートで、途中逆転される場面もあったが、上位の選手をマークしながら、他の選手が疲れたところでポイント獲得を重ねた。前大会は運が良くて勝ったが、今大会では実力で勝つことができた。強さを証明できたと思うし、手応えがある。次はワールドカップや世界選手権での優勝をめざしたい。


●深谷知広のコメント
決勝の1本目は手ごたえがあったけど負けてしまった。2本目は何度かチャンスがあったものの、それを掴むことはできなかった。アワン選手との力の差はあまり感じていない、経験の差だと思う。今回は自分の成長を実感する大会になった。競技を始めて1年でここまで来れるとは思っていなかった。しかし、金メダルが取れる位置にあったのでやはり悔しい気持ち。短距離種目のうちどの種目が向いているか、自分の特性はまだわからないので、今後、競技をやりながら、全ての底上げを図っていきたい。


【text&photo:日本自転車競技連盟

 
自転車トラック競技・男子スプリント表彰式
自転車トラック競技・男子スプリント表彰式


大会名: 第18回アジア競技大会
開催日:2018年8月30日(木)
開催場所:インドネシア・スバン


Cycling Track 
Men's Sprint
1. AWANG Mohd Azizulhasni(マレーシア)
2. FUKAYA Tomohiro(日本)
3. IM Chaebin(韓国)


Cycling Track 
Men's Omnium
1. HASHIMOTO Eiya(日本)
2. LEUNG Chun Wing(香港)
3. ZAKHAROV Artyom(カザフスタン)


Cycling Track 
Women's 3000m Individual Pursuit
1. LEE Jumi(韓国)
2. WANG Hong(中国)
3. PRIATNA Ayustina Delia(台湾)
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6. NAKAMURA Kisato(日本)