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Jプロツアー2018 第14戦・大田原クリテリウムは小野寺玲が大会2連覇

レース
新しい「オノデライダーポーズ」を決めてゴールする小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
新しい「オノデライダーポーズ」を決めてゴールする小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

Jプロツアー第14戦は、今年2回目の開催となる「大田原クリテリウム」。栃木県大田原市の野崎工業団地内に設定された1周2.5kmの周回コースは、およそ1kmの2本のストレートを含む長方形のレイアウト。高速レースが展開されるハイスピードコースだ。

この日の大田原市は35.6度の最高気温を記録する猛暑日となった。暑さ対策として、前日の20日に全クラスタの周回数を20%減らすことが決定された。これにより、P1クラスタは当初28周70kmで行われる予定だったが、22周55kmに変更された。

スタート直後からアタックが繰り返され、数人が飛び出すものの集団が逃げを容認しない時間がしばらく続く。7周目、高木三千成(東京ヴェントス)の飛び出しをきっかけに、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、向川尚樹(マトリックスパワータグ)、木村圭佑(シマノレーシング)が合流。さらに8周目には松田祥位(EQADS)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、西尾勇人(那須ブラーゼン)が合流して7人の逃げ集団が形成される。

メイン集団との差は20秒以上に開くが、13周目に吸収。15周目、小川恵佑(なるしまフレンドレーシングチーム)と下島将輝(那須ブラーゼン)の2人が先行。秋山悟郎(ACQUA TAMA EURO-WORKS)と安原大貴(マトリックスパワータグ)が追いついて4人の逃げ集団が形成される。10秒未満の差のメイン集団からは、ブリッジをかける選手が続出。19周目、遠藤穂積(イナーメ信濃山形)、伊藤舜紀(東京ヴェントス)、渡邉聡(なるしまフレンドレーシングチーム)らが新たな逃げ集団を形成するも、21周目までに全ての逃げが吸収される。

最終周回に入ると宇都宮ブリッツェンが集団の先頭に集まってペースアップ。シマノレーシングやマトリックスパワータグも対抗するが、宇都宮ブリッツェン主導で最後のスプリント勝負へ。最終コーナーから残り150mのスプリントを小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が制して優勝。昨年に続き大田原クリテリウム2連覇を達成した。
 
P1クラスタ表彰式
P1クラスタ表彰式
炎天下のスタートラインに揃ったP1クラスタの選手
炎天下のスタートラインに揃ったP1クラスタの選手


Jプロツアー55km
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間14分27秒
2位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
3位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +0秒
4位 黒枝咲哉(シマノレーシング) +1秒
5位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +1秒
6位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +1秒

スプリント賞
1回目 山本大喜(KINAN Cycling Team)
2回目 松田祥位( EQADS)
3回目 小川恵佑(なるしまフレンドレーシングチーム)

Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が維持。ピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が奪回
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が維持。ピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が奪回