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Jプロツアー2018 第15戦・やいた片岡ロードレースで鈴木龍が今季2勝目

レース
写真判定となったスプリント勝負を制した鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
写真判定となったスプリント勝負を制した鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)


Jプロツアー第15戦は、栃木県矢板市での「やいた片岡ロードレース」。前日の大田原クリテリウム同様に今年2回目の開催となる大会は、JR片岡駅の目の前が会場という国内レース随一のロケーションを誇る。今年は駅前ロータリーがコースの一部となり、正真正銘、駅から0分のレース会場が実現した。

この日も35度を超える暑さが予想されたため、1周10.7kmのコースを9周で行われる予定だったP1クラスタは8周85.6kmに変更して行われた。

およそ2kmのパレード走行の後、リアルスタートが切られると、コース後半のアップダウン区間にかけてアタック合戦が始まる。2周目、安原大貴(マトリックスパワータグ)、渡邉歩(EQADS)、小山貴大、中田拓也(シマノレーシング)の4人が先行。メイン集団との差は一気に45秒まで開く。

5周目、宇都宮ブリッツェンがコントロールするメイン集団との差が30秒前後まで縮まったところで、数名が飛び出して追走集団を形成。その中から、岡篤志と雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)の2人が逃げ集団に合流する。さらに佐野淳哉(マトリックスパワータグ)や織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)らが続いて合流。その直後メイン集団が逃げを吸収する。

その直後、岡がアタック。30秒差をつけて独走で逃げる。メイン集団はシマノレーシングとマトリックスパワータグが牽引。最終周回の8周目、残り7kmで岡を吸収する。その直後、アイラン・フェルナンデス、(マトリックスパワータグ)、鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)、入部正太朗(シマノレーシング)、西尾勇人(那須ブラーゼン)らを含む9人が先行。最後は写真判定になるほど僅差のスプリント勝負となり、鈴木龍が優勝。先週の第13戦石川サイクルロードレースに続く今季2勝目を挙げた。

 
P1クラスタ表彰式
P1クラスタ表彰式
メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロール
メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロール


Jプロツアー第15戦
第2回JBCFやいた片岡ロードレース
日付:2018年7月22日
開催地・コース:栃木県矢板市石関周辺特設コース(10.7km/1周)
距離:85.6km(P1)、42.8km(F)、53.5km(E1)、42.8km(E2)、32.1km(E3)


結果 P1クラスタ 85.6km
1位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) 2時間1分30秒
2位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +0秒
3位 入部正太朗(シマノレーシング) +0秒
4位 西尾勇人(那須ブラーゼン) +0秒
5位 米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing Team) +1秒
6位 木村圭佑(シマノレーシング) +5秒


Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
JR片岡駅前のロータリーには多くの観客が集まった
JR片岡駅前のロータリーには多くの観客が集まった


Jプロツアー2018 次戦のスケジュール

9/1 第1回 JBCF チームタイムトライアルチャンピオンシップ
9/2 第8回 JBCF タイムトライアルチャンピオンシップ