香川県中部を流れる香東川沿いに敷かれた香東川自転車道は、完成から四半世紀を経過。上流部分は半ば生活道路と化している。案内標識の設置や路面のペイントなど最低限の整備を施して、往時の輝きを取り戻してもらいたいものだ。
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●池上製麺所近くの堤防から自転車道を望む。自転車道のゴールまであとわずか

1.観月橋を渡った先には自転車道の案内標識。ここから香東川自転車道が始まる

2.最明寺には本堂のほか大師堂もあり、四国遍路の札所に準じた造りとなっている
 国道193号線から分岐する県道43号線を、わずかに進んだ観月橋。この橋を渡ったところには、「香東川自転車道」と明記した道路標識が立っている。ところがここにクルマ止めはなく、自転車道というのにクルマが自由に出入りできる。川の対岸を国道が並行しているため通過交通はないものの、クルマやオートバイへの注意は欠かせない。

3.最明寺門前の三差路を左折する。ここに案内標識はない
 走り始めて500mの最明寺には本堂のほか大師堂もあり、四国遍路の札所に準じた造り。この最明寺門前の三差路を左折する。
 曲がってまもなくの音川橋で、香東川を渡り返す。見下ろす川原には白っぽい大岩がゴロゴロし、すでに中流域なのに渓流を思わせる光景。その橋を渡った先に、取り外されたクルマ止めが放置されていた。
 この香東川自転車道は完成から四半世紀を経ており、その後手厚いサポートが施されてきたとは言い難い。やがて自転車道としても認知されなくなって、今は生活道路として利用されている。これが前半部分の偽らざる実態だ。
 老人保健施設「鮎の里」の手前からは道幅が広がり、一般道との区別はまったくつかなくなる。もちろん、クルマやオートバイもごく当たり前に通行。道の両脇に引かれた白線で、なんとか自転車道であることを確認して先を目指す。
 道の両脇に養鶏場が現われた。その手前の路面には「自転車道↓」とペイントされ、すぐ先の枝道を左に曲がるように示している。風化して見にくいので、見落とさないよう気をつけよう。

4.音川橋の次に渡る関橋は、香東川に掛かる人道橋。見下ろす河原は渓流の趣
 その枝道を進んだ先には、香東川に架かる人道橋。が、これは自転車道の橋ではないため直進し、岩崎橋の橋桁をくぐる。ここからの自転車道は一般道から独立し、一般道との交差も、ほとんどは橋桁をくぐる立体交差となる。並行する川の流れも河川敷も、その幅がグンと広がった。
 河辺橋のたもとで一般道を横切ったら、すぐに左折。そのまま一般道右側の歩道を使って橋を渡る。左側には歩道がなく、路肩の幅も狭いためだ。渡ったら右折し、川の左岸を進む。
 高松市の銘木に指定された1本を含むエノキの木立を抜け、高松琴平電鉄琴平線の鉄橋をくぐる。その先は川の両岸に運動広場。ここには無料の駐車場があり、クルマでのアプローチの際に利用できる。そして、その1つ鶴市運動広場の近くには、本誌06年3月号「四国自転車遍路」でも紹介した「池上製麺所」(営業時間:10時~12時30分 16時~17時、定休日:年中無休、TEL.087・882・3263)がある。ここでエネルギーを補給したら、その先の郷東橋を渡り、高松駅方面と栗林公園方面の分岐を高松駅方面へ。そこから2km余り、角に高松中央公園がある五番町交差点が自転車道の終点となる。


5.取り外されたクルマ止め。これは関橋を渡った先のもの


6.老人保健施設「鮎の里」の手前から道幅が広がり、一般道との区別はまったくつかない


7.養鶏場前の路面にペイントされた自転車道の案内。風化して見にくいので、見落とさないように

8.岩崎橋をくぐる手前。ここからの自転車道は、ようやく一般道から独立する

9.香東川の川沿いには、地元の人に守られた祠がある

10.ここで一般道を横断し、左折して河辺橋を渡る

11.河辺橋を渡った先で、冬枯れた木立を抜ける

12.県道33号線の郷東橋にはアンダーパス。これをくぐってから橋を渡り、ゴールを目指す
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●計画距離(整備済み距離)
21.0km(21.0km)
●区間
観月橋-(0:15)3.05km→老人保健施設「鮎の里」-(0:16)3.52km→新岩崎橋-(0:17)4.69km→河辺橋-(0:08)2.05km→高松琴平電鉄との交差-(0:06)1.27km→成合運動場駐車場-(0:07)1.52km→成合橋-(0:14)3.86km→御殿橋-(0:10)2.14km→郷東橋-(0:13)2.92km→五番町交差点
鉄道の場合:
[往路]「高松空港」(東京国際空港から空路経由 1時間10分、2万5700円)から出口に向かって進み、最初の交差点を右折。県道45号線と国道193号線を経由し、県道43号線との三差路を左に入ってわずかに香東川自転車道の看板が立つ(20分、6.74km)
[復路]自転車道終点の五番町交差点から国道30号線を北上。右手に現われる高松築港駅を目印に、その先を左に曲がると「高松駅」(大阪駅までJR瀬戸大橋線・JR山陽新幹線・JR東海道&山陽本線経由 1時間53分、7730円)となる(6分、1.4km)。
クルマの場合:
高松自動車道「高松檀紙インター」(名神高速道路「吹田インター」から、名神高速道路・阪神高速西線・第二神明道路・神戸淡路鳴門自動車道・高松自動車道経由 8650円)から4kmの香東川下流の香東川公園内に無料駐車場が何カ所かある。
●問い合わせ先
香川県土木部道路保全課
TEL.087・831・1111
●最寄りのサイクルショップ
サイクル・バディスト
TEL.087・862・6228
サイクルショップシナノ
TEL.087・821・6025
CYCLESKOJIMA
TEL.087・821・8530
サイクルクラブデモッツ
TEL.087・835・1282
バイシクルショップズノウボスキー
TEL.087・885・4933