入間川に沿って延びる22km余りの入間川自転車道は距離が短いためか首都圏の自転車道にしては利用者が少ない。そのおかげで快適な走行もできるわけだが入間川自転車道だけでは物足りないという人は接続する荒川自転車道と組み合わて走ればいいだろう。
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●安比奈親水公園内の自転車道は、散歩やジョギングする人も多い

●入間大橋を渡った先で、道は二手に分かれる

●入間川堤防の外側を進む自転車道。左手には田園風景が広がる
 自転車道の起点は、県道51号線の入間大橋東詰。ここには入間川サイクリングロードの案内図があり、堤防上を自転車道が延びている。「では、さっそく……」と走り出そうとして案内図をよく見ると、コースを示す赤い線は橋の北側を渡るよう指示している。確かに県道を渡った道路脇には、起点を示す案内標識が立ち、路面にもペイントが……。最初に進もうとした道は、目指す入間川自転車道ではなく荒川自転車道であることが判明。そう、ここは荒川自転車道の中間地点にもなっている。
 仕切り直して走り始め、橋を渡って右折。曲がった先は二手に分かれ、どちらも進めるように思えるが、堤防上の道には「河川工事のため通り抜けできない」旨の標識が立つ。無理をせず、堤防外側の道へ。
 先ほどチラッと見た荒川自転車道と比べ、行き交うサイクリストの姿は少ない。本格的に走るには、距離が足りないためだろうか。ほとんどが堤防下を走るルートとなるため、展望が利かないという欠点もある。ただ、クルマ止めの間隔が広くて走りやすいし、道路脇の雑草はきちんと刈り込まれている。路面状態もおおむね良好。もっと利用されてしかるべきだろう。

 釘無橋手前でいったん堤防上に上がった道は、すぐに下って橋をくぐる。その先でまた堤防上に上がり、東屋で休憩。この堤防上の道も長くは続かず、再び堤防下に戻る。

●多くのサイクリストが利用する荒川自転車道
 平塚橋の手前で、自転車道は右に大きくクランクする。その最初のカーブは砂利に覆われ、うっかりするとハンドルを取られそうになる。
 ここから河川敷区間となる自転車道は、それまでと比べて路面の状態が荒れている。どうやら大水で冠水したときなどに鋪装が傷むようだ。ただそれも長くは続かず、再び堤防を越えて堤防外側の道となった。
 続く雁見橋は平面交差。信号もなく、クルマが途切れるのを見計らって渡る。川越橋をくぐった先で右にクランクし、再び河川敷に入った自転車道は、東武東上線そしてJR川越線の鉄道橋をくぐって初雁橋へ。
 この初雁橋を渡って対岸に移動。そのまま案内に従って初雁橋交差点の横断歩道を渡る。交差点には信号があり、直進側には歩行者自転車用の信号も併設されているが、なぜか進行方向(左折)となる側にはない。

 八瀬大橋をくぐった先で、ゴルフ場のフェアウェーのように芝生に覆われた広場が現われると、そこが安比奈親水公園。ジョギングや散歩をする人、ゲームに興じるグループ、弁当を広げる家族連れなど、思い思いのスタイルで楽しんでいる。急に自転車道に飛び出してくる可能性もあるので、スピードは控えめに。
 そのまま走り続けること8kmで、ゴールの豊水橋に到着。走り足りないという人は、きた道を折り返そう。
 なおコースの途中には、レストランや食堂はおろか自動販売機すらほとんど見かけないが、コースから外れればすぐに見つかるはず。もちろん距離が短いので、無補給で走り通すことだってできる。

●釘無橋をくぐった先の東屋でひと休み

●平塚橋手前のクランクは、最初のカーブが砂利に覆われている

●横断歩道だけで信号のない雁見橋南詰の平面交差

●鉄道橋をくぐった先の堰で、水遊びをする子供たち

●初雁橋東詰を右に曲がって橋を渡る

●案内標識に従って、初雁橋交差点を左折する

●狭山リバーサイドゴルフコース併設の喫茶「リバーサイド」は、コース上で唯一目につく飲食店

●案内標識と路面のペイントで、はっきり分かる自転車道の終点
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●計画距離(整備済み距離)
22.6km(22.6km)
●区間
入間大橋-(0:18)5.01km→釘無橋-(0:13)3.77km→平塚橋-(0:05)1.24km→雁見橋-(0:08)2.09km→初雁橋-(0:12)3.52km→安比奈親水公園-(0:13)3.7km→狭山大橋-(0:06)1.99km→新富士見橋-(0:06)2.13km→豊水橋
鉄道の場合:
[往路]東武東上線「川越駅」(東京駅から地下鉄丸ノ内線、東武東上線経由 46分、640円)から県道39号線を北上し、地方裁判所川越支部にぶつかったら右折。県道51号線を道なりに進むと自転車道起点の入間大橋(37分、7.97km)。
[復路]自転車道終点の豊水橋から国道299号線をわずかに南下し、西武池袋線の高架をくぐった先を左折すると西武池袋線「入間市駅」(東京駅まで西武池袋線、地下鉄丸ノ内線経由 1時間5分、610円)となる(8分、1.74km)。
クルマの場合:
関越自動車道「川越インター」(練馬インターから関越自動車道経由 800円)から国道16号線、県道114号線、県道260号線を経由した自転車道途中の安比奈親水公園に無料駐車場がある(6.8km)。
●問い合わせ先
埼玉県県土整備部道路環境課
TEL.048-830-5103
●最寄りのサイクルショップ
サイクルショップマスコ
TEL.042-962-2278
サイクルセンターしも
TEL.049-222-3737
レーシングスポーツフジタ
TEL.0492-24-3446
●最寄りのサイクリング道路
起点の入間大橋が、荒川自転車道の中間地点となる。