日立市内を縦貫する国道6号線沿いに店を構える「サイクルショップイマイ」の店長、今井一幸さんから、渓谷あり滝ありサイクリングロードあり、さらにはおいしいスイーツありの欲張りなコースを紹介してもらった。総延長距離は81㎞と、ちょっと長め。
さらに海岸線を巡るオプションコースも用意され、脚力に自信のある人でも走りがいのあるものとなっている。
全体的に坂が多く、比較的長めのコースなので無理はしないこと。随所にコンビニエンスストアがあり、休む場所も比較的簡単に見つかるはずだ。国道6号線、国道349号線、国道293号線、国道245号線は交通量が多いので注意すること。
※この記事はサイクルスポーツ2008年5月号別冊付録からの転載です。現在とは情報が異なる場合もありますので、ご了承ください。 地図の拡大を見る

●鉄橋の手前を右折して旧道へ進み、茨城県の紅葉の名所のひとつ花貫渓谷の景観を愛でる

●山形菓子店のあんドーナツや生クリームパイは、格好の補給食となる

●花貫渓谷に向かって、こう配の緩い坂を上っていく
サイクルショップイマイから眼前の国道6号線を北上。幹線道路ゆえ交通量が多く、阿武隈山系の端にあたるためアップダウンも多い。ウォーミングアップを兼ねてゆっくりと。
  道なりに4.6㎞進むと、左手に観覧車が見える。北関東一の動物園がある神峰公園だ。さらに道なりに進んでいくと、気持ちのいい海風が潮の香りを運んでくる。右手にはちらちらと海が見えてくる。
  さらに8㎞強北上を続けると、鵜の岬入り口の看板が右手に現われる。ここには日本一の人気を誇る国民宿舎「鵜の岬」があり、すぐ隣には、「鵜喜鵜喜」という名の直売所。ポポーという珍しい果物を使ったソフトクリームがおすすめだ。すぐそばは海。浜風に当たり、ほてった体を軽くクールダウンするのもいい。でも、先が長いのでほどほどに。
  国道6号線を進むと、やがて左側にJRの線路をまたぐ立体交差が見えてくる。ここで左折して国道461号線を高萩市内へ。道なりに進み、高萩サティを通り越して2つ目の安良川交差点を左折。引き続き国道461号線を進む。
  ここからは上りが続く。しばらくすると、まわりは山に囲まれる。左手に見える花貫ダムを過ぎ、トンネルに続く上りこう配の橋が見えたら、手前を右折して旧道へ進む。信号はないが看板は出ている。国道461号線の本線をくぐってしばらく行くと、紅葉の名所のひとつ花貫渓谷にたどり着く。川のせせらぎと木々のトンネルが出迎えてくれるだろう。
  さらに上ってカーブを曲がると、先ほどの国道に合流。左折して本格的な上りに挑む。山里の風景を楽しみながら長い上りをこなそう。上りきればこのコースで随一、7.7㎞の下りが待っている。体を冷やさないよう防寒の準備はしておこう。
  下りきると、国道349号線と交差する折橋交差点に出る。信号の反対側には山形菓子店。ここのあんドーナツや生クリームパイなどは絶品。
  時間があるなら、折橋交差点を右(北)に2㎞進んだ里美JAの物産館のジェラードも食べてみたい。種類は豊富で、季節限定のものも。
  コースは先ほどの折橋交差点を左折し、国道349号線を南下する。10.7㎞先の左手にセブン‐イレブンがあり、そこを左折後すぐT字路を右折。国道をくぐる形で旧道に入り、道なりに進むと左手に玉簾の滝がある。すぐそばの平山酒店では、昔ながらの味噌まんじゅうとお茶をいただける(そばも美味!)。
  滝を過ぎて道なりに進むと、ふたたび国道に合流。このまま南下を続ける。下り基調ではあるが、アップダウンの連続なので無理せず進もう。
  茅根町の三差路を通り過ぎ、すぐの里川の橋を渡って左折。土手上を延びるサイクリングコースに入る。四季折々の田園風景が楽しめる走りやすいコースだ。サイクリングコースを5・5㎞ほど走り、国道293号線を左折して東へ向かう。道なりに5.2km進み、国道6号線の大和田町交差点を左折。最後の難所となる石名坂は、こう配が6~7%の長い坂。クラブランでは、残された力を振りしぼってのアタック合戦も! 坂を上りきれば、ショップまで一直線に道なりに進むのみだ。
  大和田町交差点を直進するのがオプションコース。3.2㎞で地元で"海岸線"と呼ばれる国道245号線を左折する。道沿いには地元産の新鮮の魚介類を扱う「日立おさかなセンター」や河原子海岸を見下ろす温泉施設「湯楽の里」があるので、足に余裕がある場合いかがだろう。道は海岸線独特のアップダウンが連続する。
  ショップへは国道右側にある日立物流という運送会社を過ぎてすぐのT字路を左折し、その後は道なりにまっすぐ。諏訪五差路交差点で国道6号線に合流。そのまま直進すればすぐである。

●ショップ前から走り始めたレーシングクラブ「スプロケッツ」のメンバー


●花貫渓谷の先となる国道461号線の本格的な上り。山里の風景を楽しみながら上りをこなしていこう


●道路右手にある玉簾の滝の脇には、徳川光圀が建立したという玉簾寺が建っている

●里川の土手上を延びるサイクリングコースは、四季折々の田園風景が楽しめて走りやすい
地図拡大
今井一幸(店長)
年齢不詳(笑)。パソコンの前で日々の発注業務と闘い続けている。嫌いなもの:パソコン(汗)。好きなもの:アルコール(とくに泡が立つもの)と自転車に乗ること。最近、忙しくてまったく練習ができていないのでそれが悩み。ビギナーからエキスパートまで、そしてイマイスプロケッツのよき相談役(店員代筆)。
■サイクルショップイマイ
〒316・0036 茨城県日立市鮎川町6-4-22
TEL&FAX:0294・33・0468 URL:http://bicycle-imai.com
●営業時間:10時~20時/月曜~土曜 10時~19時/日曜&祝日 ●定休日:水曜 ●おもな取り扱いブランド:ピナレロ、オペラ、サーベロ、タイム、チネリ、ルック、ビアンキ、ジオス、インターマックス、コルナゴ、ジャイアント、テスタッチ、スペシャライズド、アンカー、BD-1、マヴィック、イーストン、ウィリエール、コラテックほか
鉄道の場合:
JR常磐線「常陸多賀駅」(東京駅からJR山手線・JR京浜東北線、JR常磐線経由 2時間36分 2520円)下車。駅前通りを500m直進。国道6号線を右折して約2km。左側の看板と赤いのぼりが目印。
クルマの場合:
常磐自動車道「日立南太田IC」を出たら高萩方面に下り、国道6号線を北上して約9.5㎞
■十王物産センター 鵜喜鵜喜
茨城県日立市十王町伊師528-1 TEL:0294・39・3126
営業時間:9時~18時 定休日:火曜
旧十王町の名産品や農作物を販売している。特産のポポーを使った商品が多数あり。
■山形菓子店
茨城県常陸太田市折橋町637-3 TEL:0294・82・2966
和菓子、洋菓子を問わず販売している菓子店。あんドーナツ、味噌まんじゅうなど郷愁を誘うような懐かしい味。