栃木県足利市のサイクルショップ・サカイは年間を通じてさまざまな催しを行ない「イベントのサカイ」として自他ともに認めるところ。とくに今回紹介してもらった。
サイクル列車は25回を数える定番イベントながら、毎回趣向を凝らして参加者を飽きさせない。
国道122号線にはクルマのほかモーターサイクルも多く、自転車もスピードが出やすいので注意しよう。草木ダムまでに2つのトンネルがあるため、そこはとくに注意を要する。
※この記事はサイクルスポーツ2008年5月号別冊付録からの転載です。現在とは情報が異なる場合もありますので、ご了承ください。 地図の拡大を見る

●並行する国道122号線とは異なり、クルマの通行量の少ない田舎道をのんびりと走る

●間藤駅に向かうわたらせ渓谷鐵道の車内。完成車のまま積み込めるので、到着後わずかな時間で出発できる

●この奥が日本のグランドキャニオンともいわれる松木渓谷
 わたらせ渓谷鐵道・桐生駅のホーム。ここから終点の間藤駅まで、約1時間半の列車の旅が始まる。今回は貸し切りなので完成車のまま愛車を積み込み(貸し切り以外のときは輪行で)、いざ出発!
  25回目となるサイクル列車。それでも毎回のようにコースも内容も変わる。そんなことができるのは、たくさんのすてきなコースや見どころが足尾にあるからだ。渡良瀬川の渓谷美、松木渓谷の大自然、足尾銅山の歴史にまつわるさまざまな施設……。この鉄道の沿線にも、温泉のある水沼駅やレストランのある神戸駅などがある。車窓の景色を楽しみながらの列車の旅はあっという間。いつのまにか終点の間藤駅に着いてしまう。
  さあ、いよいよここからがサイクリングのスタートだ。駅前の県道250号線を右に上ると、約3kmであかがね親水公園や足尾ダム、さらに奥に行くと日本のグランドキャニオンとも呼ばれる松木渓谷があるが、今回は左に下る。
  約2km進んだ田元交差点で国道122号線に合流するも、足尾焼を体験するため右に進み、足尾の市街地へ入る。足尾には8軒の窯元があり、自分自身の手で手びねりし、さらに色付けしたものを預けると、焼き上げて自宅に送ってくれる……。そんなところがあるのだ。また、市街地を抜けたところには、坑内観光ができる足尾銅山観光も。
  道なりに進んで合流した国道は、約15kmの下り。全舗装の道を草木ダムまで快走し、ひと休みしたらダム上の道を通って国道と並行する田舎道を花輪まで。山際を進む道はクルマがほとんど通らず、のんびりとサイクリングを楽しむことができる。多少のアップダウンはあるものの、それもご愛嬌程度だ。
  下小夜戸の分岐を右に進んで橋を渡り、花輪市街へ。いったん国道に合流した道も、黒保根で左に分岐する県道257号線へ。その後も田舎道は続き、貴船神社や新栄橋、大間々駅などを経て、群馬銀行大間々支店の先の国道122号線との交差を左折。そのまま走り続けると桐生市街へと至る。

●イベント当日は、小学生も無事に完走を果たした


●パリ~ブレスト~パリを完走した須藤好さんが、スタッフで参加


●渓谷美を眺めながらのサイクリング。対岸にはわたらせ渓谷鐵道の線路がわずかに見える

●スタッフから注意事項を聞いたあと、いよいよスタート

●草木ダムから先の田舎道は、クルマの通行量が少ない

●途中草木ダムでひと休み
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酒井清治(店長)
サイクリングはもちろんですが、クラリネットやオカリナなどの楽器演奏、ペン画、ウオーキング&登山、フライングディスクなどなど多方面に手を伸ばしています。「イベントのサカイ」の名に恥じぬよう、これからも多種多様なイベントを手がけ、新しいコースを開拓していこうと思っています。
■サイクルショップ・サカイ
〒326・0055 栃木県足利市永楽町5-1
TEL & FAX0284・41・2517
URL:http://park14.wakwak.com/~cs-sakai
●営業時間:7時~19時 ●定休日:なし ●おもな取り扱いブランド:パナソニック、アンカー、マングース、ルイガノ、フカヤ、インターマックスほか
鉄道の場合:
わたらせ渓谷鐵道「間藤駅」(東京駅からJR山手線、東京メトロ日比谷線、東武伊勢崎線、わたらせ渓谷鐵道経由 3時間9分 3500円)駅前をスタート。帰路はJR両毛線「桐生駅」(東京駅までJR両毛線、JR東北新幹線経由 1時間41分、4710円)を利用すればいい。上毛電鉄上毛線の「西桐生駅」や東武桐生線の「新桐生駅」も近い。
クルマの場合:
わたらせ渓谷鐵道「運動公園駅」最寄りの桐生市運動公園に、無料の駐車場がある。
古河掛水倶楽部
栃木県日光市足尾町掛水2281 TEL0288・93・2015
開館時間:10時~15時 開館日:土曜・日曜・祝日 入館料:300円/大人
古河足尾鉱業所の迎賓館として1899年ごろに建設され、現在も使われている。1階は洋式2階は和式で、国産初のビリヤード台など豪華な調度品がそろっている。
足尾銅山観光
栃木県日光市足尾町通洞9-2 TEL0288・93・3240
営業時間:9時~16時30分 定休日:なし 入場料:800円/大人
日本一の鉱都と呼ばれた足尾銅山の往時の姿を再現している。廃坑となっている足尾銅山をトロッコ列車で巡る坑内観光がウリ。
水沼駅温泉センターせせらぎの湯
群馬県桐生市黒保根町水沼字早房120-1 TEL0277・96・2500
営業時間:10時~21時/4月~11月、~20時/12月~3月 定休日:毎月25日※土・日の場合は翌月曜、祝日の場合は翌日 入浴料:500円/大人
水沼駅の構内にある温泉施設。露天風呂のある浴室のほか、大広間、中広間など休憩施設も充実し、一日の疲れを癒すにはうってつけ。
富弘美術館
群馬県みどり市東町草木86 TEL0277・95・6333〈www.tomihiro.jp
開館時間:9時~17時 休館日:なし/4月~11月、月曜/12月~3月※祝日の場合は翌日 入館料:500円/大人
不慮の事故で手足の自由を失った星野富弘さんが、口に筆をくわえて描いた水彩の詩画を展示する。道の駅内にあるため、食事や買い物もできる。