難易度=(1~5)〈1=初めての人でも安心/2=自分で「やる気はあるぞ!」と言える人向き/3=1日に80km走った経験がある人向き/4=1日に160km走ってみたい健脚派向き/5=風雨の下でも160kmを完走するやる気のある人向き〉
「百哩走大王」とは、30歳以上の大人のサイクリストの全国組織である『センチュリーランを走る会』が、会員の年間活動記録に応じて与える称号。自転車百哩走大王たちが国内外のレースではない長い距離を走るイベントを、実際に参加したライダーの目で紹介する。
※この記事はサイクルスポーツ2004年11月号からの転載です。現在とは情報が異なる場合もありますので、ご了承ください。 地図の拡大を見る

●鳥羽へ向かう道は、平坦路の快走を楽しめる


●地図を見ながらスタート前の説明を聞く


●各コースの参加者がいっせいにスタート
 今年から愛知県サイクリング協会の「ツールドあいちシリーズ」に加わった大会。第1回と聞けばロングライド愛好者として放っておけず、名古屋に出向いた。
 参加者は55人。これは主催者予想の2倍。開会式あいさつで主催者、「とんでもない距離なのに皆さん好きだね」と述べていた。
 受け付けが午前4時30分までなので、桑名市のビジネスホテルを午前3時に出発。途中のコンビニで朝食を仕入れ、発着点の弥富町の木曽川堤防「伊勢湾台風記念碑」に向かう。

●昔の門前町の面影を残す「おかげ横丁」
 午前4時30分、開会式が終わって明るくなったところで、AからCの各コースがいっせいにスタート。まず、木曽川、揖斐川、長良川を鉄橋で越える。その後は国道1号線そして国道23号線を鳥羽へ向かう。
 台風の後で強い追い風が吹き、大変楽ちんである。国道とはいえ早朝で交通量が少なく、赤信号で止まる以外、四日市、鈴鹿、津、松坂と淡々と距離を稼ぐ。アップダウンはまったくなく、平坦路の快走を楽しめる。ただし、これが逆風だったらと思うとゾッとする。
 伊勢市に8時30分着。Aコース(伊良湖~豊橋経由の245km)参加者は、9時10分発のフェリー乗船を目指してそのまま進む。一方、私が乗る師崎行きフェリーの時間までには余裕がある。せっかくなので、伊勢神宮内宮にお参りする。
 自転車を置いて神殿に向かう。お参りの後は、昔の門前町の面影を残す「おかげ横丁」でお茶して一服。
 再び鳥羽へ向かって出発。海が青さを増すと鳥羽駅前に出る。ここで、百哩走大王の仲間と赤福餅に立ち寄り、かき氷をいただく。
 フェリー乗り場で志摩名物「手こね寿司」の昼食をとり、10時55分発の便で師崎に向かう。乗船時間は70分、同じBコースに挑む愛知県サイクリング協会の理事長さん(75歳! もちろん完走)と自転車談義。やがて、しばしまどろんで寝不足を解消する。

●フェリーに乗り込んで師崎に向かう
 師崎から国道247号線で知多半島を北上する。主催者指定は東海岸だが、道が狭くて走りづらいということで西海岸を進む(本大会はルート選択を参加者に委ねており、自己責任で走る)。
 内海、そして野間辺りはきれいなビーチが続く。やがて海中に巨大な中部国際空港(島だ!)が見えてくると常滑市。気温は30度Cを超え、暑さが厳しい。
 常滑から名鉄常滑線沿いの旧道を進む。交通量は少なくて走りやすい。そして、新舞子から埋め立て地の工場地帯に入る。一直線の産業道路は気持ちがいい。
 再び名鉄沿いの国道247号線に戻り、家が建て込んでくると名古屋市に。とたんに道幅が広くなる。
 市街は信号の連続で走りにくい。クルマのマナーは決してよろしくないから要注意だ。
 県道59号線で、市内を西へ向かう。再びのどかな田園地帯が広がり、佐古木で国道1号線に合流する。
 ここまでくれば弥富のゴールが近い。やがて前方に木曽川の鉄橋が見えてくる。日焼けで真っ赤になってゴール。所要9時間33分だった。
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平本雅典 神奈川県在住
「センチュリーランを走る会」の事務局を務める。JCA公認サイクリングディレクター2級と自転車百哩走大王を取得しているセンチュリーライド大好きおじさん。ふだんは神奈川県宮が瀬ダム方面でヒーヒー言っている。
[参加データ]
(第1回大会=2004年6月13日)
バイク:キャファ IF8000SUS(リヤサス付きロード)
タイヤ:700×23C
ギヤレシオ:52×42×30T/12~23T
●コース
弥富→桑名→四日市→鈴鹿→津→松坂→伊勢→鳥羽=フェリー=師崎→河和→武豊→半田→東海→熱田→弥富(Bコース)
●距離数
約177km(Bコース)※ほかに約245kmのAコースと約105kmのCコース
●問い合わせ先
〒457-0862 名古屋市南区内田橋1-16-19
愛知県サイクリング協会 伊藤 忠幸
TEL&FAX:052-694-2280
URL:http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/2548/
●会場までのアクセス
鉄道の場合:JR関西本線&名鉄尾西線「弥富駅」もしくは近鉄名古屋線「近鉄弥富駅」から徒歩で約5分
クルマの場合:東名阪自動車道「弥富インター」から約4.2km