難易度=(1~5)〈1=初めての人でも安心/2=自分で「やる気はあるぞ!」と言える人向き/3=1日に80km走った経験がある人向き/4=1日に160km走ってみたい健脚派向き/5=風雨の下でも160kmを完走するやる気のある人向き〉
「百哩走大王」とは、30歳以上の大人のサイクリストの全国組織である『センチュリーランを走る会』が、会員の年間活動記録に応じて与える称号。自転車百哩走大王たちが国内外のレースではない長い距離を走るイベントを、実際に参加したライダーの目で紹介する。
※この記事はサイクルスポーツ2004年9月号からの転載です。現在とは情報が異なる場合もありますので、ご了承ください。 地図の拡大を見る

●鮎喰橋下の川原からスタートする参加者たち


●18回の歴史を誇るだけに、受け付けは手慣れたもの


●それぞれのスタイルでスタートを待つ
 四国で開催されるセンチュリーランの大会は、さほど多くはない。センチュリーランを走る会に入会後、3つ目の大会として参加した02年に続き、今年もこの徳島吉野川センチュリーランに参加した。大会としては今年で18回目、国内のセンチュリーランのなかでも屈指の歴史を誇る。
 コースは大会名のとおり徳島市から吉野川を遡り、四国のへそにあたる阿波池田で折り返すAコース160km(制限時間8時間)と、途中の小島橋で折り返すBコース80km(制限時間5時間)とがあり、私は当然(?)フルコースへのエントリーである。

●コース場の注意を交えてのあいさつ
 細かなアップダウンはあるものの、全体的にフラットなコース設定であり、私のようなビギナーでも走りやすい。欲を言えば、フラットすぎて退屈気味になることも。
 日帰り参加で、会場までの往復で疲れ果てた昨年の反省を踏まえ、今回は集合場所となっている鮎喰橋下の川原から数kmのキャンプ場に前泊し、当日はのんびりと受け付けを済ませた。開会式で諸注意などを聞き、これまたのんびりと土手のスタート地点へ。
 しかし、なぜか人の姿はまばらで、そのうえまわりはBコースの参加者がほとんどのような気が……。そう、Aコースはスタート済みだったのだ。あわてて追いかける懲りないワタシ。
 スタート後、しばらくして吉野川の土手に上がると、川を左に見ながら上流へと向かう。水辺の風がとても心地よい。クルマも少なく非常に快適。ただし、向かい風だときついかも……。その後、脇町を抜けてBコースとの分岐を過ぎると、ただひたすら池田町を目指す。
 ようやく池田町にあるチェックポイントへたどり着く。番号札を渡してチェックを受け、パンやバナナなどの補給食をいただく。余談だが実はワタシ、この昔なつかしのジャムパンがお気に入りである。
 さて、池田大橋で吉野川を渡ると、今度は右岸の国道192号線で徳島を目指すわけだが、途中にはもう1つの補給所があり、ここでもしっかりジャムパンをいただこう。この国道192号線はクルマの通行量が比較的多いうえ、なかでも大型車の割合が高いので要注意。その後、再び橋を渡って左岸を走るが、ここから先は往路と同じ土手沿いの道である。

●会場のテントには、コースの案内図が掲げられる
「そういやぁ、こんなところ通ったなぁ」などと思い起こしながらペダルを回す。しかし、これがけっこう長い。道の変化も少ないためか、退屈してしまいそうになる。それと風。行きは向かい風、なぜか帰りも向かい風で、気がつけば後ろに人影が……。そう、"走る屏風"と言われたことさえあるワタシの後ろは快適だろうよ。でも、風を受けて走ろうよ~! みんなぁ!
 土手が終わると、残るはあと少し。ゴール後に泡の出る液体が欲しい人(実はワタシ)は、コンビニでゲットしてからゴールしよう……と、ワタシがこんなことをしている間に、他の大王メンバーはすでにゴールイン……、お待たせしました。
 ゴールチェックを受けて完走証を受け取り、カップラーメンをいただく。これがまたおいしい。コース全般にわたって誘導があるため安心して走れるうえ、ゴール後まで感謝し通しである。
 ポツリポツリとゴールする人たちを見ながら、今年も無事完走できたことに胸をなでおろした。ゴール後は閉会式はなく流れ解散。朝と比べると参加者のクルマもずいぶん減っていた。
 さあ、今までハーフは参加していてもフルは躊躇していたあなた、ぜひトライしてみては!?
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山崎朋也 高知県在住
20年ぶりに自転車に復活後、センチュリーランを走る会に入会。大王取得を目指し、主に九州・四国の大会に参加している。もうひとつの趣味であるサーフィンとの共存を図るため、自転車で海に行こうかと思案中(?)。
[参加データ]
(第18回大会=2003年10月19日)
バイク:ブリジストン アンカーRN
タイヤ:700×23C
ギヤレシオ:52×42×30T/11~23T
●コース
鮎喰→名田橋→池田大橋→阿波麻植大橋→名田橋→鮎喰(Aコース)
名田橋→北岸土手→小島橋→阿波麻植大橋→北岸土手→名田橋→鮎喰(Bコース)
●距離数
160km(Aコース)&88.5km(Bコース)
●問い合わせ先
徳島県サイクリング協会
〒770-8084 徳島市八万町法花谷68
TEL.088-669-0585 FAX.088-669-0579
●会場までのアクセス
鉄道の場合:JR徳島線「鮎喰駅」から約1km
クルマの場合:徳島自動車道「藍住インター」から約6.5km