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POS(パナソニックオーダーシステム)日本の技術と文化の結晶に、ナーブス限定デザイン登場!

パナソニックは世界中が注目するハンドメイドフレームの祭典、NAHBS(ナーブス)に2種類の専用デザインを持ち込んだ。パナソニックは、このスペシャルデザインを期間限定で発売する。3カ月という短い間のみ作られる限定モデルの詳細がこれだ。
 
text:安井行生、photo:佐藤竜太
presented by Panasonic Cycle Technology

日本の技術と文化の結晶


スポーツバイクの資質は何で決まるのか。もちろん設計・素材・製造である。しかし我々にとって自転車とは、「走るためのもの」であると同時に「見た目を楽しむもの」「美しくあるべきもの」でもある。相棒にしたいのは、走りがすばらしいだけでなく、目も楽しませてくれるバイクだ。

そこを目指しているのが、チタンやスチールで鳴らす日本のパナソニック。先日、カラーラインナップに意欲的なミラー塗装を追加したばかりだが、さらに職人の手によるスペシャルペイントが施されたフレームを限定販売するという。幻想的な色合いのチタンフレームと、漆器のように美しいスチールフレームの2台だ。

実はこの2台、2018年のナーブスに出展されたコンセプトモデルで、目の肥えた欧米のサイクリストやビルダーから注目を浴びた。パナソニックの担当者は、「これはどうやって塗装したんだ」「市販するのか」など質問攻めにあったという。

このナーブスデザインが、7月2日〜9月30日の期間限定で一般販売される。チタン用デザインは全てのチタンフレームに、スチール用デザインは全てのスチールフレームに施工可能。アップチャージは10万円だが、通常塗装に比べると非常に手間がかかることを考えれば納得だろう。パナソニックは来年もナーブスへ出展をする予定であり、今後もこのようなイベント専用デザインを販売していく予定だという。
 

日本のハレの日


スチール専用デザインのテーマは「日本のハレの日」。ハレ(晴れ)とは、「非日常」を意味する日本人独自の価値観だ。日本において晴れ着に用いられる黒と、晴れの舞台の器などに用いられる朱色を組み合わせ、「ハレの日」の高揚感や楽しさを表現した。トップチューブ上側には、職人が特殊な技法を用いて実現した有機的な模様が入る。
 

幻想的な日本の光


チタンが放つ独特の素材感を光に見立て、闇のような漆黒を対比させることで、「闇の隙間から見え隠れする穏やかな光」を表現したデザイン。光の色は、揺らめくあんどんや黄金の稲穂など、日本の色彩をイメージしたもの。黄金から茜色に変化する部分からは、徐々に色を濃くしていく夕焼けのような、ゆったりとした時間の流れを感じ取ることができる。
 

商品詳細


 「POS ナーブス限定デザイン」
受注期間:2018年7月2日〜9月30日まで
アップチャージ:+10万円(税抜)
対象モデル:チタン全モデル(チタン専用デザイン)、クロモリ全モデル(クロモリ専用デザイン)
その他:専用ゴールドヘッドバッジ付き

 

パナソニックが行く ナーブス2018 inハートフォード


ナーブス(北アメリカハンドメイドバイシクルショー)とは、ハンドメイド系バイクにフォーカスした自転車ショー。世界中からビルダーやメーカーが集まり、ハンドメイドバイシクルシーンに大きな影響力を持つ。コネチカット州ハートフォードで開催された今年、パナソニックが2台のショーモデルを引っさげてナーブスに初出展。

「和」の持つ繊細さを匠の技で表現した塗装は、現地のビルダーやサイクリストから大きな注目を浴び、パナソニックブースは「beautiful!」「cool!」という称賛の声であふれた。また、塗装などの仕上げを評価する「ベストフィニッシュ賞」にノミネート、惜しくも受賞は逃したが、最終選考まで残る健闘を見せた。
 

パナソニック公式インスタグラム
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問い合わせ先

パナソニックサイクルテック
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