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ビアンキ×フェラーリ、イタリアの伝統と革新の融合「SCUDERIA FERRARI 01」を発表

ビアンキとフェラーリ、2大イタリアンブランドは、新たなプロジェクトを始動する。「Bianchi for Scuderria Ferrari」として、今後新たなバイクを開発していくその記念すべき第一歩となるのが、ロッソコルサに彩られたロードバイク「SF01」だ。
 
text&photo:江里口恭平

”伝統と革新の真紅”のためのビアンキ

「SF01」カンパニョーロ・スーパーレコードEPS/220万円(税抜)
ダウンチューブに入るのは新たなプロジェクト名でもある「SCUDERIA FERRARI」
フレーム素材にはビアンキのみが使用できる「カウンターべール」を採用
ワンポイントで入るチェレステカラー

自転車乗りにとってはもはやおなじみの淡いグリーン「チェレステカラー」をブランドカラーとし、現存する自転車ブランドのなかで世界で最も古いビアンキ。そしてクルマの最高峰に位置づけられるF1の世界において圧倒的な地位を持つフェラーリ。

イタリアにおいて輝かしい経歴を持つ2ブランドが、2018年より新たな関係を結ぶ。「Bianchi for Scuderria Ferrari」プロジェクトは、フェラーリが今後自転車を開発していくにあたり、ビアンキと協同で行っていくというものだ。これまでフェラーリはコルナゴとコラボレーションしていたが、同社が新たな局面を迎えるにあたってより先を見据えるために、ビアンキがパートナーとなった。

その第一作(正確にはこのプロジェクトを記念するための、第0作ともいえる)として発表されたのが、今回の「SF01」なのである。
バイクの性能としては、ビアンキがトップレンジモデルに採用するカーボン素材であるカウンターベールを採用。これは高剛性と振動減性を両立することで、ダイレクトなパワー伝達性を持ちつつバイクの快適性や操作性を損なわないというもの。
また、重量は780gと、他社と比べても最軽量な部類に入る。そしてフレームジオメトリはレーシングモデルを踏襲していると、レースの系統を受け継ぐ武闘派バイクでもある。

それでありながら、フェラーリ社のデザインチームが手掛けたこのバイクデザインは、見る者の目を奪う。フレームには、同社の伝統の色であるロッソコルサ、レーシングレッドに、シルキーブラックという表情の異なる2色を合わせる。トップチューブにはフェラーリのロゴである「跳ね馬」、そしてシートチューブにはビアンキの鷹が大胆にあしらわれ、トップチューブにはさし色としてチェレステカラーが入る。まさしくあのフェラーリの洗練されたクルマのボディを想起させるデザインだ。

 
ミニマムデザインで仕上げられたアスチュート製のフルカーボンサドル。ここにもフェラーリのロゴが入る
リムに特性デカールを施されたフルクラム・スピード40。レーシングモデルとして評価も高いピレリ・Pゼロを装着
パーツ類にも妥協は全くない。アスチュート製のフルカーボンサドルは、フェラーリのコックピット内に採用されている3Kカーボンと同じ素材を使用し、94gと超軽量に仕上げられている。バーテープも同じくアスチュート製で、上質な質感のベルベット素材で、コンフォート系の握り心地。

足回りには、特別デカールで仕上げられたフルクラムのスピード40に、これはもうF1好きには外せないといえるだろうが、ピレリのPゼロヴェロ、25Cサイズを履く。すべてがイタリアのトップブランドでまとめ上げられ、統一された雰囲気は確かに本物のレースバイクだ。

今回の「SF01」は、この「Scuderria Ferrari」においてはセレブレーションモデルだと、すでに述べた。この新ブランドとして、第1作に続き様々なモデルが、今後開発されていくのだと担当者は語る。それはロードバイクに始まり、トライアスロンモデル、MTB、eバイク、シティモデルやキッズバイク、それらあらゆるジャンルのバイクが、このビアンキとフェラーリの両者の手によって生み出されていく。

2017年のユーロバイクでは、デザインスケッチとモックの段階ではあるが、エアロダイナミクスを追求したモデルを大々的に発表した。この「SF01」から、新たなイタリアブランドの革新が始まっていくことは間違いない。
 
「SF01」
カンパニョーロ・スーパーレコードEPS/220万円(税抜)
シマノ・デュラエースR9150 価格/200万円(税抜)
カラー:ネロセットーソマット×ロッソコルサグロッシー、ロッソコルサグロッシー×ネロセットーソマット
サイズ:47、50、53、55、57、59、61


 
赤と黒が反転した状態のカラーも用意。こちらは電動デュラエースR9150完成車 モデル

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