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話題のアイテム「スマートエアーポンプM1」をテスト!

話題の電動空気入れ「スマートエアポンプM1」を、サイクルスポーツ編集部がテスト。ちゃんと空気は入るのか?所要時間は?ゲージの正確性は?など気になる項目をチェック! 検証動画もあり。
 
text&photo:中島丈博

自宅での使用はもちろん、サイクリング時の携行もできる

電動空気入れと聞くと、大きなコンプレッサーを思い浮かべる人もいるかもしれないが、ご覧の通りコンパクトな製品。大容量の携行バッテリーと同等のサイズだ。

使い方は至ってシンプルで、電源を入れ、希望の空気圧を設定したらスタートボタンを押す。すると「ボボボボ」と音を立てながら空気の充填が始まる。指定した空気圧に達すると、自動でストップする。

実際に使用してみると、当初予想していた以上にぐんぐん空気が入っていくのがわかる。ボディーは小型だがパワフルだ。700×23Cのタイヤに約7barの空気を入れるのに4分半ほどかかった。体重がある人には物足りない空気圧ではあるが、充分な性能と言える。空気を入れている間にサイクリングの他の準備をすることもできるし、女性などフロアポンプで空気を入れることに不便を感じている人に役立つ製品だ。

またホース込みで420gという重量を気にしなければ、コンパクトなサイズゆえ、携行することもできる。誰しも出先でパンクしたときに、携帯ポンプで苦労して空気を入れた経験があると思う。それを解決する新たな手段だ。空気を入れている時間に交換したチューブをしまったり走りだす準備の時間に当てることができる。

ゲージの正確性だが、空気を入れた後にゲージで計測したところ、その数値とイコールにはならなかった。だが、再現性が高いので数値の誤差を覚えておけば問題ない。
左が電源、スタートボタン。右に3つならぶのが空気圧の単位を切り替えるボタンと、空気圧を指定するボタン。液晶に空気圧を表示
左が電源、スタートボタン。右に3つならぶのが空気圧の単位を切り替えるボタンと、空気圧を指定するボタン。液晶に空気圧を表示
実際に指定した空気圧と、エアゲージで測定した数値。6.89barに設定し実際は7.4barまで入った
実際に指定した空気圧と、エアゲージで測定した数値。6.89barに設定し実際は7.4barまで入った


携帯型スマートポンプ「Smart Air Pump M1」
価格:1万1500 円(税抜)
サイズ:長さ 148.5mmx 幅 77mmx 高さ 26.5mm
実測重量:420g(本体+ホース)
カラー:ブラック
出力最大圧力:6.89BAR(100PSI、690KPA、7.03kgf/cm2)
自動停止機能:PSI、BAR、KPA、kgf/cm2、4 種を小数点2桁までデジタル設定可能。
空気圧記憶:設定した空気圧を記憶し次回起動時は再設定の必要なし。
充電時間:マイクロ USB でおよそ 3 時間。※一度の充電で約 6 カ月間は使用可能。
利用可能頻度:MTBのタイヤであれば 3 回程度。
充電速度:MTB充填時間:約 5.5 分、ロードバイク充填時間:約 3.5 分
付属バルブ:自転車(仏、米、英式)、ボール用空気針、プラスチックノズル
メーカー:Uomi Smart Technologies Co., Ltd.(中国製)
 

問い合わせ先

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