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桑原塾が素朴な疑問に答える サプリメント活用指南 第4回独身サラリーマン編 vol.3

自転車乗りにとって、いまやサプリメントの活用は当たり前になってきた。とはいえ、実際に自分のニーズに合った栄養素や商品は何なのかはイマイチわかりづらい。そこで、数々のトップアスリートを指導し、グリコの「パワープロダクション」シリーズの開発を手がけてきた桑原さんに、疑問をぶつける連載「サプリメント活用指南」。第4回のお題は「独身サラリーマンのサプリメント活用術」。vol.3をお届け。

 

text:安井行生 photo:吉田悠太、ナカジ

 

●桑原弘樹さん

グリコのスポーツサプリメント「パワープロダクション」シリーズの生みの親。数多くのトップアスリートやモデルなどにコンディショニングやボディメイクの指導を行っている。10年以上に渡ってパワープロダクションの企画・開発を担当してきた。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム ディベロップメント アドバイザー)。


  

サプリメントの活用方法を語るときに、前提条件として必ずと言っていいほど「バランスのいい食生活」という言葉が登場する。とはいえ、バランスのいい食生活自体のハードルが高い人もいるだろう。独身サラリーマンともなればなおさらだ。そこで、今回は乱れた食生活の人に向けてのサプリメント活用術という若干無茶とも思える条件で桑原さんに解説をお願いした。

 

ファーストフードの選び方

 

Q:手軽で価格も安いので、ファーストフードをよく利用します。ファーストフードのメニューで、自転車乗り的に「これならマシ」というものを教えてください。

 

A:ファーストフードが全部ダメなわけじゃないんです。今はメニューにカロリーと脂質が書いてあるものが増えてきたので、できるだけ脂質を低いものを選ぶといいでしょう。

 

 

Q:牛丼チェーンには牛丼、豚丼、焼き鳥丼などがありますが、どれがいいんでしょう?

 

A:丼モノの肉の種類ですが、肉の部位にもよりますが、一般的には牛肉よりは鳥肉のほうが脂質が少ないので、牛丼ではなく焼き鳥丼がいいでしょう。またアスリートには、ビタミンBを豊富に含む豚肉が推奨されています。鶏肉も高タンパク・低脂質なのでいいですが、自転車乗りには豚丼もオススメですね。

 

加えて丼に余計なオプションをつけないこともポイントです。サラダや味噌汁などを加えるのはいいですが、卵をつけたり大盛りにしたりすると、どんどん脂質が増えてしまいます。そうそう、家で肉を料理するときは、赤身と脂身がはっきり分かれている部位の肉を買ってきて、調理をするときに脂身を取ってしまいましょう。それだけで脂質をかなり抑えることができます。

 

 

Q:ハンバーガー系は全部ダメですか?

 

A:じつは、チーズバーガーの栄養バランスはそんなに悪くはありません。チーズがあるぶんタンパク質が摂取できますから。悪いのはフライドポテトです。あれは脂質が多いので、出来れば避けたいアイテムです。普通のコーラなども砂糖がたくさん入っているので、例えばチーズバーガーのセットにして、サイドメニューをフライドポテトではなくサラダにして、飲み物をゼロカロリー飲料かお茶などにすれば、決して悪い食事ではありませんし、むしろおススメかもしれません。

 

 


 
 

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問い合わせ先

■グリコ・パワープロダクション
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