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和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第8ステージ

1997年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影してきたフォトグラファー・和田やずか氏。 第101回ツール・ド・フランスではプロチーム「ロット・ベリソル」に帯同し、毎日フォトエッセイをお届けします!

 

photo:和田やずか text:CYCLE SPORTS.jp

7月12日 ツール・ド・フランス 2014 第8ステージ

 

第8ステージはトンブレーヌからジェラルメ・ラ・モズレーヌまで161km、ヴォージュ山脈で3つの上りを攻略するなら早めの逃げが有効だ。

 

今年IAMサイクリングに移籍したシルヴァン・シャバネルのアタックでレースは始まった。

色鮮やかなスコット・アディクトに追いついたのはテルプストラ(オメガファルマ・クイックステップ)、サイモン・イエーツ(オリカ・グリーンエッジ)、プティ(コフィディス)、カドリ(AG2R)の4人。

 

山岳に入ると、ツール・ド・フランス区間3勝のベテラン・シャヴァネルと、昨年のリブロン風勝利を狙っていたカドリの一騎打ちとなる。

 

 

オーロラビジョンを見て、ニバリとの差を確認しながら走るアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)。 2位でゴールすると、歓声に応える余裕を見せた。

 

対照的にゴール後のニバリは疲れた表情。レースをきっちりコントロールしマイヨ・ジョーヌの座を守ってきたアスタナは、翌日以降の山岳ステージにどう臨むのか。

 

 

 

 

レインウエアでゴールした新城幸也は、この日もアシストに徹して163位。

 

ヨーロッパカーは残り11km付近でロランが遅れ19位でゴール、総合23位。これからの活躍に期待したい。

 

 
 
 

 

ようやくフランス人がステージ優勝!

アタックしたシャヴァネルを軽快に追い越し、独走でゴールしたブレル・カドリ(AG2R)をマッサージャーが笑顔で出迎えた。

 

表彰式でチームメイト全員とキス&ハグして喜びを表すカドリは、この日どうすれば勝てるのか完璧にわかっていたようだ。

 

山岳賞も獲得し、翌日はマイヨ・アポワをまとって出走する。

27歳、カドリのあこがれの選手は偉大なベルナール・イノーだ。

 
 

 

 

 

和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー

 

1975年生まれ・千葉県出身。

97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。

代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。

Website : http://www.wadabros.net

Facebook : http://facebook.com/wadayazuka

Twitter : http://twitter.com/wadayazuka

 

 

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