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和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第5ステージ

1997年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影してきたフォトグラファー・和田やずか氏。 第101回ツール・ド・フランスではプロチーム「ロット・ベリソル」に帯同し、毎日フォトエッセイをお届けします!

 

photo:和田やずか text:CYCLE SPORTS.jp

7月9日 ツール・ド・フランス 2014 第5ステージ

 

ツール・ド・フランス 2014 第5ステージは、クラシックレースでも過酷とされる「北の地獄」を含む155.5kmが予定されていた。

しかし、当日の悪天候により2つの石畳区間が中止。平行する一般道を走る152.5kmに短縮された。

 

石畳ステージに備え、28mmのタイヤを採用。各チームとも気圧は4.5~5気圧前後と、通常よりかなり低めに設定してレースに挑んだ。

 

が、皮肉なことに石畳区間でなくスリッピーなコーナーなどでの転倒が相次ぐ。

なんとクリストファー・フルーム(スカイ)が石畳に入る前に2度転倒し、2連覇の夢を諦めツール・ド・フランスを去った。

 

 

 

冷たい雨のなか、選手のパンクに備えてホイールを握りしめた観客がいたるところに!

 

この日、悪路のレースに慣れていたのは地元の人たちとベルギー、オランダの選手。初優勝を挙げたオランダのラルス・ボーム(ベルキン)は、自分向きのステージを密かに狙っていた。

 

 

 

アスタナはフグルサングなどアシスト陣の積極的な活躍がマイヨ・ジョーヌを守っただけでなく、早くもライバルたちに差をつけた。

 

ニバリが石畳区間を難なくクリアし3位でゴールしたのに対し、小柄なコンタドールは恐々走り続けて徐々に遅れていく。

 
 

 

 

昨日のステージで活躍したブライアン・コカール(ヨーロッパカー)のハンドル回りに注目!

 

新城幸也も無事完走し、コルナゴ・CX-1のクオリティとプロ選手のスキルを感じさせてくれた。

 

 

 

和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー

 

1975年生まれ・千葉県出身。

97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。

代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。

Website : http://www.wadabros.net

Facebook : http://facebook.com/wadayazuka

Twitter : http://twitter.com/wadayazuka

 

 

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