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ロードホイール新製品一気乗り! マヴィック・コスミックカーボン40T

完組ホイールのパイオニアであるマヴィックが、フルカーボンミドルハイトカテゴリーに用意したコスミックカーボン40Tをチェック!

 

試乗の場所は千葉県鴨川市の「内浦山県民の森」周辺。試乗フレームはルック・675。タイヤはハッチンソン・カーボンコンプを使用した。

 

text●ナカジ photo●佐藤正巳、和田やずか

マヴィック流のミドルハイトホイール

ロード用ホイールのホットなカテゴリーである、ミドルハイトリムをマヴィックが見逃すはずもない。

 

マヴィックディープリムシリーズに脈々と受け継がれている「コスミック」の名前を冠された、コスミックカーボン40Tが登場だ。末尾の“T”はチューブラーを意味する。

 

40mmハイトを持ち、リムの幅も25mmある。シマノ・WH-9000-C35 TUやカンパニョーロ・ボーラ35シリーズと比べると幅が広く作られている。

 

これはマヴィックが行った風洞実験において、40mmハイトのリムにおいてエアロダイナミクスを追求した結果だ。

 

2011年からプロレースでは使用されており、その年のパリ~ルーベでヨハン・ファンスーメレンの優勝に貢献している。

 

マヴィックが提唱するホイールとタイヤをトータルで考えるシステム「ホイール・タイヤシステム」を採用しているモデルで、同社のイクシオンプロチューブラータイヤが付属する。

 

ミドルハイトでも、マヴィックらしさがしっかり表現されている

シマノ・WH-9000-C35チューブラーやカンパニョーロ・ボーラウルトラ35などと比べると、重量がある印象はいなめない。


上りではやや分が悪いが、それでもスピードが乗ってくると気持ちよく速度を維持できる。そして、その重量のぶん、ホイールが堅牢な作りになっているなというのが、走るとすぐに感じられる。

 

特によさを感じるのは下りだ。ホイールのたわみが少ないのでどんどんスピードが乗ってくるし、ハンドリングも走りたいラインにしっかりトレースする事ができる。

 

不思議なのは、たわみが少ないからといって路面状況が悪いところで衝撃ががつがつとこないところだ。タイヤとトータルで設計されている恩恵か。

 

細かくアスファルトがはがれた路面などでも、しっかりとした接地感があるので、バイクが安定しているのはもちろん。乗る側も安心して走ることができる。

 

絶対的な軽さは、ほかのホイールに譲るが、多少ラフに扱っても自分の走りに付いてきてくれる、オールラウンドな走りが魅力だ。

 

 

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問い合わせ先

MAVIC(マヴィック)
http://japan.mavic.com/