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リドレー・ノアRS 徹底インプレッション!

自転車大国ベルギーのロードバイクブランドといえば、まず最初に名前があがるのがリドレーだろう。

そんなベルギー自転車界を代表するバイクブランドの2014年モデルのなかから「ノアRS」に試乗した。

 

text:ナカジ photo:和田やずか

エアロロードの入門モデル

リドレーには大きくエアロロードバイクと軽量バイク、2つのラインナップがある。

そのうちエアロロードシリーズに与えられる名前が「ノア」だ。

「ノアRS」は、シリーズのなかでもいちばん入手しやすい価格のモデルではあるが、上位機種のテクノロジーがしっかりと受け継がれている。

 

その乗り味は、極端に個性的ではなく誰にでも扱いやすいもの。

ペダルを踏み込んでいったときの反応も、トップレンジのモデルと比べてしまえば、ややゆったりとしたものではあるが、反対にシビアすぎないのでエアロロードの入門モデルとして最適だ。

レーシーな性格に振りきっていないので、ロングライドでも使いやすい。

 

もちろんレースに参戦しても、十分使うことができる。

FFWDのF6Rホイールで試乗したが、平地の巡航は快適。

時速40kmから、さらに速度を上げていくようなシーンでも、ジワジワジワッと踏み込んだ最初の2~3踏みではなく、後半までスピードが伸びていく気持ちよさがある。

上りではもう少しカチッとした踏み応えが欲しいとも思うが、一定ペースで上っていくのは十分だ。

 

走りももちろんだが、見た目のカッコよさもエアロロードの魅力。 翼のような形状のチューブは、いかにも走りそうな雰囲気でやる気をかき立ててくれる。 ただ、性格にクセがあるモデルが多いのもまた事実だ。

そんななか、ノアRSは比較的フレンドリーで扱いやすい。サイクリングからレースまでオールラウンドに使えるバイクを探していて、かつエアロロードの「いかにも」な見た目にあこがれている人にお薦めしたいモデルだ。

 

リドレー・ノアRS

フレームセット価格 26万4600円

 

ヘッドチューブとシートチューブには、Fサーフェイスという微粒子テープが貼られる。

フレームに沿って流れる空気を整流してくれる。

 

フロントフォークにはFスプリットというスリットが設けられ、スポークがかき乱した空気を整流する。

5.5%空気抵抗を軽減する。

 

筋肉のように盛り上がった形状のチェーンステーは、リヤエンドまで一体成型。

ねじれ剛性があり、ペダリングパワーを逃がさず伝える。

 

 

 

 

 

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