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チューブラータイヤのはめ方を動画で解説! ロードタイヤはこうはめろ! チューブラー編

ロード用タイヤには大きく3つの構造があるチューブレス、クリンチャー、チューブラーだ。構造が違うからにはもちろんホイールへの装着方法も、それぞれ異なる。そこで、構造ごとに装着方法を紹介。しかも文字での説明だけではなく、動画でも手順を解説する! チューブラー編
 
text●ナカジ photo●小見哲彦

レースに出るなら、ぜひ扱い方を習得したい

チューブラータイヤは、チューブをカーカスとトレッド面によって包み込んだ構造を持つ。古くからあるタイヤの構造で、専用の接着剤「リムセメント」でリムに貼り付けて使用する。リムの構造がシンプルにできるので、軽量なホイールに仕上げることができる。またタイヤも軽量なため、レースでは強い味方になってくれる。走行中はタイヤとチューブが一体となって変形するので、しなやかかつ路面状況をつかみやすいのが魅力。
 
 
 
 

1 下準備1 タイヤ接着面を脱脂

新品のホイールの場合、タイヤを貼り付ける前に、まずはタイヤ接着面をディグリーザーをしみこませた布で拭き、脱脂しておく。

2 下準備2 リムセメントの下地作り

タイヤ接着面のリムセメントを薄く塗り広げていく。ブレーキ面に接着剤がつかないように注意する。1周塗ったら4時間放置して乾燥させる。

3 タイヤにリムセメントを塗る

タイヤの接着面にリムセメントを塗り広げていく。1周塗ったら15分乾かす。タイヤに少し空気を入れると、作業がしやすい。
 
 
 
 
 
 
 
 
続いて、リムにもう一度リムセメントを塗り、15分乾かす。

4 タイヤを貼る

リムのバルブ穴にバルブをまっすぐ通して、左右均等に力をかけながらタイヤをリムにはめていく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
じわじわとタイヤに体重をかけていくイメージで、伸ばしながら。
 
 
 
 
 
 
 
 
最後の部分は親指で押し上げていく。
 

5 仕上げ

軽く空気を入れて、トレッド面を基準にしてタイヤがまっすぐはまっているのかを確認する。

曲がっていた場合は、その部分を持ち上げてねじって直す。







タイヤ1周確認できたら、ブレーキ面にはみ出したり、ついてしまったリムセメントを拭き取る。
 
自分の体重に合った空気圧まで空気を入れて24時間放置して乾燥させれば完成。

今回使用したアイテム

タイヤ:ハッチンソン・テンポ1 価格/4620円(サイズ/700×21C、重量/305g)
リムセメント:ハッチンソン・チューブラー用リムセメント 価格/336円(内容量/25g)



●動画でおさらい!


クリンチャー編:ロードタイヤはこうはめろ!クリンチャー編

チューブレス編:ロードタイヤはこうはめろ!チューブレス編

 

問い合わせ先

ダイナソア●http://www.dinosaur-gr.com
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